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この人に聞く!


第5回 2007年8月:梶山陽平さん

サッカーを通して感じた日本"らしさ"〜チームプレイで世界と勝負〜


梶山陽平 昭和60年東京都生まれ。FC東京所属のサッカー選手。ポジションはミッドフィールダー。年代別日本代表としてはU-17時代から中心選手として活躍。 北京五輪での活躍が期待されている。

今回は、サッカー北京五輪日本代表候補の司令塔"梶山陽平選手"(FC東京)に、海外での試合経験などを通じて感じた「日本らしさ」について聞きました!
よろしくお願いします。まず、梶山さんはこれまで、世代別のサッカー日本代表に選ばれてきましたが、選ばれていることについてどう思いますか?
梶山:僕はサッカーが好きで今まで続けてきたので、日本の代表として選ばれるのは当然うれしいことです。自分が一生懸命がんばってきた成果だと思います。その分、責任感を持ってやらなければならないと感じています。

国際試合に出てみて、外国やその国のサッカーはどうでしたか?

梶山:これまで10カ国以上で国際試合をしてきましたが、ヨーロッパはきれいで伝統ある街並みで、雰囲気は素晴らしいと感じました。また、これは日本で試合をしたのですが、ブラジル代表のサッカーは、一人ひとりはうまいし、みんな本当に良く走る(動く)なと感じました。

そんな経験から、日本サッカーの"らしさ"とはなんでしょうか?

梶山:やはり、「日本サッカー」=「チームプレイ」ですね。チームの連携で戦うということです。日本チームは外国チームより体が小さいので、チーム全員で戦ってはじめて体格の差を埋めることができるのです。歴代の代表監督も、基本的にはチームプレイを重視していると思います。その逆に、若い世代の日本チームが国際試合で好成績を残せるのは、若いうちは体格に差がないからだと思います。FC東京でプレーしている外国籍選手は、「日本人は細かいプレーがうまい!」と驚いています。

なるほど、チームプレイですね!日本人サポーターの特徴ってありますか?

梶山:応援に関しては海外と比べても遜色ないです。外国でよくニュースになっている暴動とかはありませんから、安心してプレーできます。日本のファンの皆さんは、マナーが良く、いつも一生懸命に応援してくれるので本当に感謝しています。

サッカー以外の部分で感じた日本の"らしさ"って何か感じるものはありますか?

梶山:日本は、コンビニが24時間営業していて全国どこにでもあって便利ですよね。また、道路が整備されているとか、その他には、「安全で安心して暮らせる。」など生活環境は本当に素晴らしいと思います。ほかには、日本"らしさ"・・・難しいですね・・・やっぱり色々環境が整っていることかなあ。逆にこれは日本の「良さ」ではないですけれど、海外に行って思ったことは、外国ではみんな気軽に話しかけてくるので、コミュニケーションをとるのはうまいなあと・・・裏を返すと、日本人は私を含めコミュニケーションに改善の余地があるなと思います。

外国人に日本をPRするならどのあたりに出掛けますか?

梶山:新宿ですかね。FC東京の外国籍選手も新宿や六本木が好きです。買い物するには色々なジャンルの店が充実していますからね。個人的に東京の中で一番好きな街は、買い物って観点から渋谷ですかね! 正直言って迷います。新宿や渋谷は、やはり日本独自の街ですよ。

逆に、梶山選手は海外でプレーしたいなどの希望はあるのでしょうか?

梶山:機会があれば、海外で経験してみたいとは思っています。勉強になると思いますし。ただ、Jリーグにいても、外国籍選手がたくさんいるので、海外のサッカーに触れる機会はあります。そういった意味では、日本にいても勉強になります。

日本がもっと世界で通用するためには?

梶山:日本は徐々に強くなっていると思います。今やっている「人もボールも動く」サッカーを続けていけば、得点を挙げられるようになり、もっと強くなると思います。ただし、日本のサッカーは海外と比べると、ゴール前での工夫とか、「思いっ切り」はまだまだ足りないですからね・・・でも、「思いっ切り」の無さは日本"らしさ"ですかね? シュートしないでパスしちゃったり、譲り合っちゃったり、私も含めてそこを改善していかなければ、日本のサッカーは進歩しないと思います。

なるほど(笑)。では、最後に北京五輪への意気込みを聞かせてください。

梶山:やってみないとわからないですが、日本チームとしてまずは最終予選を勝って北京に行くことが最優先です。 そして、北京五輪の決勝トーナメントでは強い国とやりたいですね。サッカーはチームプレイのスポーツなので、日本人には向いているはずです。国際試合ではレベルが上がればあがるほど、チームプレイが求められます。オシム監督も、スーパープレイは日本人にあわないから要らないと言っていました。 自分自身の課題としては、最初はボールをつないで、チームのリズムを作るのが自分の役割です。できればゴールも決めたいですね。
そしたらスポーツ紙一面デビューですね〜(笑)。今後のさらなる活躍を期待しています。今日はありがとうございました。
【編集後記】 サッカー北京五輪代表候補の司令塔の梶山選手からは、インタビュー中ずっと「サッカーを楽しむ」という想いが伝わってきました。「美しい国づくり」プロジェクトも、「楽しく若い人にアピールできるような工夫を!」とのアドバイスももらいました。日本"らしさ"=「コンビニ」・・・現代日本人らしい発想で私もおもわず「なるほど」と相槌(笑)。来年の北京オリンピックの会場では、チームプレイで世界と戦う日本代表に注目です。そして、梶山選手のゴール、乞うご期待ですね〜。楽しみにしています。

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