政府与党連絡会議

更新日:令和4年6月8日 総理の一日

 令和4年6月8日、岸田総理は、総理大臣官邸で政府与党連絡会議に出席しました。

 総理は、冒頭の挨拶で次のように述べました。

「昨日、新しい資本主義のグランドデザイン・実行計画及び骨太方針2022を閣議決定いたしました。与党の皆様におかれましては、取りまとめに向け、精力的に御議論いただきました。誠にありがとうございました。
 お陰様で、新しい資本主義の下、官と民が協力して、社会課題の解決と経済成長を同時に達成し、成長と分配の好循環を実現するという、岸田政権の経済財政運営と改革の全体像を明確に示すことができました。
 参議院選挙後には、これらの方針を前に進めるための総合的な方策を具体化し、エネルギー分野を含め、経済社会の構造変化を日本がリードしてまいりたいと思います。
 外交については、諸般の事情が許せば、今週10日に、シンガポールで開催されるアジア安全保障会議シャングリラ・ダイアローグに出席し、基調講演を行います。ウクライナ情勢や厳しさを増す地域の安全保障環境を踏まえた我が国の外交・安全保障についての考えなどを世界に発信してまいります。
 さらに、今月下旬には、ドイツでのG7エルマウ・サミットが予定されています。ポスト冷戦時代の終焉(しゅうえん)とも言える現下の国際情勢において、来年の広島サミットも見据え、そして、アジア唯一のG7メンバーとして、サミットでの議論に積極的に貢献するとともに、G7の強固な結束を世界に示す機会にしたいと思います。
 国会では、先月末、補正予算が成立いたしました。与党の皆様の早期成立への御尽力に深く感謝を申し上げます。
 13兆円の総合緊急対策に基づき、ロシアによるウクライナ侵略による原油高、物価高騰等の影響に迅速かつきめ細かく対応するとともに、今般の補正予算で確保した予備費5.5兆円を適切に活用することで、今後の情勢変化にも速やかに対応し、国民生活を守り抜いてまいります。
 今国会の会期は残り1週間となりました。改めて、気を引き締めて、残る法案の審議に臨み、成立に万全を期してまいります。そして、参議院選挙につなげていきたいと思います。与党の皆様の御協力をよろしくお願い申し上げます。
 昨年秋の岸田政権の発足以降、与党の皆様と力を合わせ、全力で政策を前進させてまいりました。その初心を忘れることなく、引き続き、自民党・公明党の固い結束の下、信頼と共感を得られる政治を実現し、国民の皆さまからの負託に応えていきたいと存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。」

これまでの総理の一日