東京GXラウンドテーブル

更新日:令和5年10月3日 総理の一日

 令和5年10月3日、岸田総理は、総理大臣官邸で東京GX(グリーントランスフォーメーション)ラウンドテーブルに出席しました。

 総理は東京GXウィークに参加する有識者の発言に続き、次のように締めくくりました。

「今週はJapan Weeksであるとともに、東京GXウィークでもあり、また脱炭素と経済成長の両立に向けた取り組めを牽引しておられる、世界のキーパーソンにお集まりいただきました。改めて各会議の重要な議論をリードしていただいていることに感謝を申し上げます。
 脱炭素に向けた取組は、金融、技術があるあらゆる方面で進んでおり、この潮流は揺るぎないものであると確信をしております。
 私は新しい資本主義の考え方を掲げており、地球温暖化や格差の是正などの社会課題をむしろ成長のエンジンに転化し、官民の投資によって成長を実現することを目指しております。そのためにGX推進法を成立させ、成長志向型カーボン・プライシングも導入すること決定いたしました。
 本日も日本が先行するトランジション・ファイナンスの拡大、革新的な技術開発の推進等について評価をいただきました。日本は世界初の国によるトランジション・ボンドであるGX経済移行債を国際的な認証を取得した上で、年度内に発行し、民間のトランジション・ファイナンスの活性化を図ってまいります。
 産業界の取組も不可欠であり、本日参加した日本企業からは革新的な技術開発に積極的に取り組む姿勢を示していただき、大変心強く思っております。
 また、より炭素排出の少ない形で排出された製品が評価される市場形成も重要です。政府として、グリーンスチールの早期本格導入や、日本発の次世代太陽電池である、ペロブスカイトの2025年からの市場投入を始め、カーボンニュートラル実現に重要な技・術製品の開発普及に向けて年内にGXに向けた分野別投資戦略、これを策定し、さらに大胆な投資促進策、これを実行してまいります。
 GX分野は、日本における新たな投資機会であり、それを強力に引き出すための政策を強化してまいります。引き続き、脱炭素と経済成長の両立に向けた取組を進め、世界に対しても貢献していきたいと考えております。」

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