インターネット・ガバナンス・フォーラム2023 オープニングセレモニー

更新日:令和5年10月9日 総理の一日

 令和5年10月9日、岸田総理は、京都市で開催されたインターネット・ガバナンス・フォーラム(IGF)2023 オープニングセレモニーに出席しました。

 総理は、挨拶で次のように述べました。

「日本の内閣総理大臣の岸田文雄です。御列席の皆様、こんにちは、そしてようこそ、日本にお越しくださいました。
 御来場の、そしてオンラインで御視聴の皆様におかれましては、インターネットのより良い在り方について、日頃から御議論いただき、また、その実現に御尽力いただいておりますことに、心から敬意を表し申し上げます。
 インターネット・ガバナンス・フォーラムの、オープンかつ民主的、包摂的なプロセスを重視するという基本理念は、正に我が国の基本的な価値観と一致するところであり、我が国が今回初めてホスト国として会議を開催し、こうして皆様をお迎えできることを大変うれしく思っています。
 インターネットを始めとするデジタル技術は、世界中の人々の経済活動を支え、経済成長をもたらすエンジンです。
 インターネットは、自由で、多様な表現の場として機能するとともに、時間や空間の制約を超えた情報やサービスへのアクセスを可能とするものであり、生活や社会経済活動にとって不可欠であるだけでなく、民主主義社会の基盤として、極めて重要です。また、自由で分断のないインターネットは、開発、保健、安全保障といった、我々が直面する様々な課題の解決や、人類の更なる発展のために、不可欠です。
 一方で、インターネットが、偽情報を含む違法有害情報の拡散、サイバー攻撃、サイバー犯罪など、人々の安全や自由な経済・社会活動を脅かす課題を生んできたのも、事実であります。
 それらの負の側面にも目を背けることなく、世界中から、様々な立場の参加者が一堂に会し、マルチステークホルダー・アプローチの議論により英知を結集することで、リスクを低減しつつ、インターネットの恩恵を最大化できると確信しています。
 本年の会合の全体テーマである「我々が求めるインターネット ― あらゆる人を後押しするためのインターネット」は、誰一人取り残さない、包摂的なインターネットを実現し、持続可能な人類の未来を切り拓(ひら)くという、力強い決意の表れであると思います。日本政府として、ホスト国として、この議論に貢献することが、重要な責務であると考えています。
 インターネットが、信頼性のある自由なデータ流通(DFFT)を促進し、引き続き人類の発展に貢献するためには、オープン、自由、グローバル、相互運用可能、安全かつ信頼できるインターネットを維持することが必要であると確信しています。我が国は、様々な立場のマルチステークホルダーによるインターネットガバナンスを支持し、引き続きコミットしてまいります。
 最後になりますが、開催都市である、ここ京都は、豊かな歴史と伝統が息づく都市です。御参加いただいている皆様には、インターネットの未来についての活発な御議論、参加者同士の交流と併せまして、是非、京都、そして日本の、文化や食事、おもてなしを御堪能いただきたいと思っています。この京都における会合が、国際社会の未来、そして皆様一人一人にとって、有意義で、実りあるものとなることを祈念し、私からのオープニングの御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。」

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