第7回アワオーシャン会議 岸田内閣総理大臣ビデオメッセージ

更新日:令和4年4月15日 総理の指示・談話など

 第7回アワオーシャン会議の主催者でおられるウィップス・パラオ大統領、ケリー米国大統領特使、御列席の皆様、日本国総理大臣の岸田文雄です。
 新型コロナの影響を乗り越え、我が国の特別な友人であるパラオでこの会議が開催されることを嬉しく思います。
 本題に入る前に、ロシアによるウクライナ侵略について申し上げます。我が国として、ロシア軍の残虐な行為によりウクライナにおいて多くの市民が犠牲になっていることを極めて深刻に受け止めており、強い衝撃を受けています。
 この侵略は、重大な国際法違反であり、断じて認められません。これは欧州にとどまらずアジアを含む国際社会の秩序の根幹を揺るがす極めて深刻な事態であり、最も強い言葉で非難します。
 本題に戻ります。私たちは、広く自由な海の豊かさと繁栄を享受してきました。この海を、将来にわたって、全ての人に分け隔てなく平和と繁栄をもたらす公共財としていくことが不可欠です。この会議に出席した国々が連帯することで、それは実現可能であると、私は確信しています。
 豊かな海洋を今後も維持していく上で、気候変動対策は待ったなしの課題です。我が国は、2050年までのカーボンニュートラルを実現するとともに、我が国の経験を活かし、将来、洋上風力発電をアジアに展開していくことを通じ、世界の気候変動対策をリードしていきます。
 海洋環境については、我が国は、2050年までに海洋プラスチックごみによる追加的な汚染をゼロまで削減するとの「大阪ブルーオーシャンビジョン」を主導しました。国際社会全体で実効的な海洋プラスチック汚染対策に取り組めるよう、2025年までの途上国廃棄物管理人材の1万人の育成を進め、条約作り等でも引き続きリーダーシップを発揮していきます。
 法の支配に基づく、自由で開かれ、持続可能な海洋は、地域の平和と安定のため重要です。我が国は、3年に一度、太平洋・島サミットを開催し、海洋分野の協力を推進しています。昨年のサミットでも、ウィップス大統領を始め、太平洋島嶼国の首脳と充実した議論を行いました。
 今後も、我が国は、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、パラオを始めとする太平洋・島サミットのパートナーや民間部門との協力実績を活かし、ブルーエコノミー実現に向けた取組を推進します。
 御清聴ありがとうございました。

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