農林水産物等 輸出促進 全国協議会 総会 岸田総理ビデオメッセージ

更新日:令和5年12月15日 総理の指示・談話など

 「農林水産物等 輸出促進 全国協議会 総会」の開催に当たり、一言御挨拶を申し上げます。
 始めに、「日本食 海外普及 功労者」、また、「輸出に取り組む優良事業者」として表彰された皆様方に心からお祝い申し上げます。食習慣の異なる海外において、日本食普及や市場開拓に取り組んでこられたことに深く敬意を表します。
 農林水産物・食品の輸出額は、9年連続で過去最高を更新し、本年も10月期までで既に1兆2,000億円に迫る額となっています。
 こうした実績は、一朝一夕に実現できるものではなく、本日御列席の皆様を始め、長年、海外で日本食を今日の人気まで高めてこられた方々、我が国の高品質な農林水産物・食品の輸出に地道に取り組んでこられた方々など、全ての関係者の御努力の賜物(たまもの)です。
 また、更なる輸出拡大に向け、その中核を担っていただく「輸出促進団体」について、本年は新たに、茶、錦鯉(にしきごい)、醤油(しょうゆ)・味噌(みそ)、ほたて貝、ぶり・鯛(たい)、畜産物、そして、カレー、と多くの品目に関する団体が認定されました。
「輸出促進団体」がその機能を十分に発揮され、重点品目ごとに、オールジャパンでの取組が加速していくことを大いに期待しています。
 本年5月のG7広島サミットでは、和牛や鯛など我が国を代表する日本食材をふんだんに用いた料理を提供しました。
 また、先日のAPEC(アジア太平洋経済協力)首脳会議に合わせたサンフランシスコでのプロモーションイベントのほか、ロンドンやバンコクなど世界各地で、国際会議や見本市の機会を捉(とら)え、我が国の食材を紹介してきているところです。
 こうした場で、自信をもってお勧めできる我が国の食材を大変誇らしく思います。
 岸田内閣においては、水産物の輸出先の多角化を含め、更なる輸出促進に努めてまいりますので、皆様には格段の御協力をお願いいたします。
 結びに、茂木会長を始め、本日御列席の皆様のますますの御健勝を祈念して、私の挨拶といたします。