インド及びカンボジア訪問についての会見

更新日:令和4年3月19日 総理の演説・記者会見など

(インド及びカンボジア訪問について)

 総理就任後、初めての二国間訪問として、インド・カンボジアを訪問いたします。まず、ロシアによるウクライナ侵略は、国際法違反の暴挙であり、力による一方的な現状変更をインド太平洋では許してはならない。そのためにも、国際社会の結束が重要であると考えます。今回の訪問において、両首相とも膝を突き合わせて意見交換を行い、国際社会の結束をしっかり確認したいと思っています。そして、その中でインド・モディ首相については、今後、数か月以内に東京で開催される日米豪印首脳会談、クアッドの成功と、そして「自由で開かれたインド太平洋」の実現のための連携を確認したいと思っています。そして、カンボジアのフン・セン首相、今年はASEAN(東南アジア連合諸国)の議長国を務めているわけですが、ミャンマーを始めとする地域情勢について、また二国間協力についても、話合いを行いたいと思っていますが、併せて今年は、日本のカンボジアにおけるPKO(国連平和維持活動)から30年という節目を迎えます。来年は日・カンボジア外交関係樹立70年(注)という節目の年を迎えます。こうした節目の年を前にして、ASEAN議長国であるカンボジアと国際場裏における連携も確認したいと思っています。

(このタイミングでインドに行く狙い及び今回の会談でウクライナ情勢に関してどのような成果を出したいかについて)

 このタイミングということですが、私も総理就任後初の二国間訪問として、クアッドの主要メンバーでもありアジアの大国でありますインドのモディ首相としっかりと意見交換を行い、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて協力を確認したい、こういった思いで日程を組んでいました。そして今、ウクライナにおけるロシアの侵略が行われているこのタイミングに重なりましたので、是非インドとも、こうした事態に当たって国際社会の結束が大事であるということを強調した上で、今後ともインドと日本の様々な課題に連携して取り組む、こうしたことを確認していきたいと思っています。

 

(注)「日ASEAN70年」と発言しましたが、正しくは「日・カンボジア外交関係樹立70年」です。終わりにおいて訂正を行いました。

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