日・パラグアイ・ビジネスフォーラム及び協力覚書発表式における岸田総理挨拶

　ペニャ大統領、そしてヒメネス商工大臣、またトヨトシ・パラグアイ日本商業会議所会頭、そして御列席の皆様方、また、日本の企業の皆様こんばんは。日頃より様々なビジネスを通じて、日本とパラグアイの経済関係強化に御尽力いただいておりますこと、心から感謝を申し上げます。

　パラグアイは豊富な資源、メルコスール（南米南部共同市場）の一角を占めるなど、日本企業にとり魅力的な投資環境を有しています。今回は、日本企業の皆様にそれを実感いただくべく、同行をお願いした次第ですが、既に多くの具体的な収穫があったと聞いています。私自身、先ほどペニャ大統領との首脳会談において、大統領の強力なリーダーシップの下、パラグアイがより魅力的な投資先になっていくことを確信いたしました。ここパラグアイで、現在２００社以上の日系企業が農業、製造業、サービス業など多岐にわたり、様々な分野で両国の経済関係強化に貢献していることは大変喜ばしい限りです。しかし、まだまだ日系企業の活躍の余地はありそうです。本日のビジネスフォーラムを通じ、これを一つの契機として、我々両国の企業同士が積極的に交流いただき、それが実を結んでいくことを期待いたします。日本政府としても、現在協議中の投資協定を始め、民間活力を一層後押しするための政策に積極的に取り組んでまいります。今日のこの日を起点に、日・パラグアイ経済関係を更に発展させていきたいと思います。

　最後に本フォーラムを開催するに当たり、パラグアイ商工省、そしてパラグアイ日本商業会議所並びにその他関係者の皆様方に多大なる御協力を賜（たまわ）りました。改めて心から御礼を申し上げます。御清聴ありがとうございました。ムチャス・グラシアス。