平成25年1月9日、安倍総理は都内で行われた公益財団法人日本生産性本部新年互礼会に出席しました。
安倍総理はあいさつの中で、次のように述べました。
「我々安倍政権の使命、一丁目一番地は経済の再生でございます。既に日本経済再生本部は立ち上げたわけでございまして、今日この後、経済財政諮問会議を再起動することになっております。さらには、産業競争力会議をスタートしていくわけでござます。また、規制改革会議も、しっかりと復活をさせ機能を果たしてもらいたいと思っております。
我々の成長は「三本の矢」という表現をさせていただいておりますが、大胆な金融政策と、そして機動的な財政政策、さらには民間企業の投資を引き出す成長戦略であります。
今回はデフレからの脱却を最優先にしていくという中、財政政策も位置付けているわけでありますが、中身において、決して無駄遣いをしようと思っているわけではありません。
ガラス張りにして、皆さんに評価をしていただく、ネットに公表して皆さんが、なるほどちゃんとした予算案だなと理解してもらえるような執行に心がけていきたいと考えております。
大切なことは、金融政策においては2%の物価安定目標、これは中央銀行である日本銀行に責任を持って達成をしてもらいたい。我々の責任としては当然、成長戦略を進めていくことであります。
我々は果敢に挑戦をしていく決意であります。そして、同時に旧政権におきまして、経済を成長させていく上においても、安定した、外交的な基盤、安全保障状況を確立していくことは、絶対的に必要な条件であろうと思います。
その上において、日米同盟、これが外交・安全保障の基盤でありますが、この基盤を支えるものは、何と言っても信頼関係であります。
毀損された信頼関係を取り戻すために、近いうちにという言葉はなるべく使わないようにしているんですが、なるべく近いうちに、日米首脳会談を行って、この絆を回復し、更に日米同盟関係を強化していきたい。このように考えている次第でございます。
同時に、アジアとの関係も重要でございます。ASEANの国々、あるいはインドやオーストラリアといった自由と民主主義、基本的人権という価値を共有する国々との関係、安全保障上、あるいはエネルギー政策においてもその絆を強めながら、中国やあるいは韓国との関係の改善を図っていきたいと考えているわけでございます。
そして、日本の経済を成長させていく鍵は、やはりイノベーションにあるんだろうと思います。
先ほど申し上げました、元気に長生きできる、医療技術や介護、看護、これは日本は世界一の水準であります。
こうした日本のサービスを受けるために世界からやってくる、これも十分に可能性としてあるわけでございますし、これを世界に展開していくことが求められているのだろうと思います。
医療の機械においても、診察する機械は日本は世界一でありますが、医療機械、ペースメーカー等々の医療機械については、残念ながら日本では作ることができていない。
これも原因は分かっております。
そういう原因を取り除いていくことによって、まだまだ日本は成長していく可能性はあります。
そうすることによって、実は医療費を抑制することもできるわけであります。
日本でそういった医療機材を作っていけば、相当安くなります。
まだまだ可能性があるわけでございますし、農業分野においてもそうだろうと思います。
我々はあらゆることに挑戦をしていきたいと思います。
その中において、日本の経済を持続的に成長をさせていく上において大切なことは、今、やっと明るい兆しが見えてきた。
これを明るいままにしておくことが大切でございまして、そのためにも、補正予算を早期に成立をさせることが重要ではないかと思います。」 |