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首相官邸 Prime Minister of Japan and His Cabinet
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平成25年3月6日公式歓迎・東京オリンピック開催50年記念夕食会

  • 公式夕食会で猪瀬都知事、竹田理事長とともにIOC評価委員会のクレッグ・リーディ委員長を迎える安倍総理
  • 公式夕食会であいさつする安倍総理1
  • 公式夕食会であいさつする安倍総理2
公式夕食会で猪瀬都知事、竹田理事長とともにIOC評価委員会のクレッグ・リーディ委員長を迎える安倍総理 公式夕食会であいさつする安倍総理1 公式夕食会であいさつする安倍総理2

 平成25年3月6日、安倍総理は赤坂迎賓館で、公式歓迎・東京オリンピック開催50年記念夕食会を開催しました。

 安倍総理はあいさつで、次のように述べました。

 「妃殿下、委員長、ご賓客ならびに友人の皆さん、本日私は3つのことを申し述べようと思います。
 その第一点。日本は高齢化社会でありますが、それゆえにこそ、東京を選んでいただきたいということです。
 シニア層が達成した(スポーツの)世界記録を眺めますと、たくさんの、日本人の名前が見えます。守田満(もりた・みつ)さんという方は、85歳のときの女性100メートル走世界記録保持者です。地元の人たちは守田さんのことを「ボルトおばあさん」と呼ぶのだそうです。この方があまりにも足が速いので、ウサイン・ボルトみたいだというわけです。
 その世界記録とは、20秒を切るもの。いったい私など、そんな時間で走り切れるのでしょうか。疑問であります。
 すなわち日本で、東京で、オリンピック・ムーブメントは、世界のどこよりも高い年齢層にもまで浸透しつつある様に接するわけであります。でありますからこそ、五輪運動の将来とは、まさにここ、東京の地で始まらなくてはならないのであります。
 第二の点。日本はスポーツを世界に普及するうえで、先駆者として働いてきました。しかるがゆえに、東京を選んでいただきたいということです。
 青年海外協力隊が発足したのは1965年のこと。それが、東京五輪の翌年だったのは偶然ではありません。
 ともかく日本人はその前の年、世界中から受けた友情に恐縮しきったのです。それを、お返ししようと思ったわけであります。
 今日、女性が1100人、男性が795人、71か国に送られています。そしてその少なくない人々が、スポーツのインストラクターをしておいでです。現時点では、女性39人、男性60人が、体操、柔道などの指導に当たっています。
 ですからみなさん、日本とは、スポーツの喜び、スポーツの幸せを、世界の隅々まで伝えようとする試みの、最前線に立っているのであります。
 そして第三点。日本には、多くの人を触発する物語(ナラティブ)があります。だからこそ、東京を選んでいただきたいのであります。
 「破壊から、新たな活力へ」。それがナラティブであります。つまり何かというと、地震、津波、原発事故の結果、わたくしたちが忍んだ災厄が一方にあり、そこからの復興がもう一方にあります。
 両者に架橋したものこそ、みなが見せ、与え合った思いやりであり、勇気であって、また、落ち着きでありました。
 わたくしは、一度総理として失敗した人間です。でも、家族を亡くした人たちがいる小さな町へ出かけたりしますと、まさにそういう被害者の方に、わたしは逆に慰められたものです。「もう一度立て」と、しばしば言われました。
 被害者の方たちが見せた思いやり、勇気と落ち着きこそは、もう一度立ってみようとわたしの背中を押してくれたのでした。
 そうすることによって、わたしは国中に、誰もがセカンド・チャンスを与えられるべきなのだということを示したいと思ったのであります。
 天災があれば、人の手で生み出された惨劇があります。たとえそうなのだとしても、みなさんはカムバックを果たすことができるのです。それこそが、東京2020が世界に向けて出す力強いメッセージになります。
 締めくくりをいたします前に、小野喬さん、お願いいたします。ご起立願えますか。小野さんは、1964年に日本選手団を主将として率い、選手宣誓をされたのでした。小野さん、小野さんは、わたくしの世代のヒーローであります。
 小野さんのおかげで、われわれはみな、オリンピック・ムーブメントの強い信奉者となったのでありました。
 そして委員長をはじめ、尊敬する委員のみなさま、お越しをいただいて、有難うございます。もはや、アナウンスの日が待ち遠しくてなりません。IOCが「東京」とおっしゃる、その日のことであります。
 どうもありがとうございました。」

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