平成25年3月29日、安倍総理は総理大臣官邸で、第5回となる産業競争力会議を開催しました。 本日の会議では、国際展開戦略、クリーンかつ経済的なエネルギー需給の実現及び健康長寿社会の実現について議論されました。 安倍総理は本日の議論を踏まえ、あいさつの中で次のように述べました。 「本日の議題である「健康長寿社会」、「クリーンで経済的なエネルギー需給」は、我が国の社会の在り方や戦略市場分野を考える上で重要な課題であります。本日の議論を踏まえ、具体的な政策を展開していきたいと思います。 再生医療の迅速な実現を図り、医療機器の開発スピードを引き上げるための規制改革に取り組んでまいります。このため、再生医療や医療機器の特性を踏まえた審査の仕組みに改める薬事法改正法案、そして、細胞培養の外注を可能とする再生医療安全性確保法案をこの国会に提出致します。 新興国等の医療・介護に貢献しながら、日本が育んだ医療技術・サービスを事業として国際展開していくことは、この分野が成長産業となるための鍵であります。医療機関、関連企業等による具体的な国際事業を支援する組織母体を創設します。経済協力をはじめ、あらゆる手段を動員して、日本の医療の国際展開を支援してまいります。 病に苦しむ患者のために、一早く革新的な治療手段を実用化する環境を確立したいと思います。現在、研究と臨床が繋がっていないこと、臨床データの集約が十分できていないこと、がネックになっています。そのため、研究と臨床の橋渡し、研究費の一元的配分、様々な研究活動・臨床研究の司令塔機能が必要であります。これによって、研究と臨床がつながるとともに、大規模な臨床データの確保も可能となります。そのための具体方策を早急に政府としてとりまとめてまいります。 国民の利便性を高めるため、対面を前提とする医薬品販売などのネット上でのサービスに係る規制の在り方など、新しいIT社会の実現にあたっての規制改革、ルールづくりに取り組んでまいります。 エネルギー制約克服に向けて、火力発電所の経済的・安定的活用が重要であります。環境に配慮した高効率の石炭火力を活用するため、環境アセスメントの手続の明確化を急ぎたいと思います。」 |