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首相官邸 Prime Minister of Japan and His Cabinet
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平成25年5月2日日UAEビジネス・フォーラムにおける安倍総理スピーチ

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 6年振りに日本の総理としてアラブ首長国連邦に戻って来ることができました。このような盛大なセミナーを準備された両国関係者の皆様に心から感謝申し上げたいと思います。
 中東地域の安定と繁栄は、国際社会と日本の安定と繁栄に直結致します。「アラブの春」と呼ばれる中東地域の政治的大変動、シリア問題、イランの核問題等多くの変動要因を抱えるこの地域を再訪し、日本が果たすべき役割を再確認致しました。そして、地域諸国と連携を強化できると確信を致しました。

 6年前、私は、日本とUAEとの間の「重層的パートナーシップ」を打ち出しました。そして昨日、私はこの「重層的パートナーシップ」を拡充し、「協働」、「共生と繁栄」、「寛容」という三つの言葉に基づき、政治、経済、文化・人的交流のそれぞれの分野で、安定と繁栄に向けた包括的パートナーシップの強化に向けて具体的な取組みを進めることを発表致しました。

 日本とUAEは昨年が外交関係樹立40周年でありました。UAEは日本に安定的にエネルギーを供給し、日本企業はアブダビの石油上流開発に貢献してきました。最近では、UAEがホスト国を務めるIRENA(アイリーナ:国際再生可能エネルギー機関)でも協力しています。日本は、原子力、省エネルギー、再生可能エネルギー等の技術の提供により、UAEのエネルギー供給余力の拡大にも貢献できます。両国の企業間では第三国からのLNG共同調達の検討も始まっています。両国間では、エネルギー分野での双方向での協力が可能です。
 ビジネス環境の整備は重要な課題です。今般、租税条約と原子力協定が署名されます。更に、お手元に配布したリストのとおり、たくさんの覚書も作られました。また、6月からエミレーツ航空が羽田空港への運航を開始します。更に、投資協定交渉に向けた予備的協議を開始したいと思います。
 モノから心のつながりを深めるべく、文化、教育や人的交流の面でも協力を進めたいと考えています。UAEの大学生500人を日本の大学に受け入れたいと思います。UAEの将来を担う若者が日本の文化や伝統に触れることは、これからの国づくりに大きなプラスになると確信しています。
 また、人材育成に更に貢献するため、JICAによる研修事業や日本人専門家の派遣を新たに行っていく用意があります。人づくりを通じて日本の経験や優れた技術が今後のUAEの国づくりに活用されることを期待します。

 今日は医療と食について取り上げさせていただきたいと思います。海外のニーズに合わせる形で日本の医療サービスや医療機器の海外展開を支援し、医療の国際化を進め、海外の医療水準の向上に貢献したいと思います。今般、メディカル・エクセレンス・ジャパンが医療人材の育成や患者に関する6つの覚書に署名されたことを歓迎致します。日本の医療技術も活用して、アブダビが高度医療の拠点となるべく、協力が進展することを期待したいと思います。

 日本は世界トップクラスの長寿国ですが、最大の理由は食事にあります。当地でも30軒以上の日本食レストランがあり、日本食愛好家もいると伺っております。高品質の日本の農産物は、食に対する関心の強い当地において、必ず人気が高まるはずです。日本食の素晴らしさを味わっていただくために、貴国での日本産食品のプロモーションを進めていきたいと考えています。
 本日は、日本のお米で作ったおにぎりのほか、ハラールの和牛ステーキ、寿司用のマグロ、洗練された味のフルーツをご試食いただきました。地域ごとに特徴ある農畜水産物は、国内外で高級贈答品として喜ばれています。

 最後に、このような政府、企業関係者の相互交流を通じ、両国の経済関係、ビジネス関係が一層深まり、二国間のみならず、第三国においてもビジネス協力が広がることを祈念致しまして私のスピーチとさせていただきます。ご清聴ありがとうございました。シュクラーン。

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