JETRO主催ビジネスフォーラム 安倍総理スピーチ

令和元年8月29日
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 本日、日本及びアフリカを代表する多くの企業や団体の皆様の御参加を得て、JETRO(日本貿易振興機構)主催のビジネスフォーラムが盛大に執り行われることを大変うれしく思います。
 本日午前、日本とアフリカ双方の民間企業がメインプレーヤーとして登壇し、今回のTICAD(アフリカ開発会議)の新機軸となる官民ビジネス対話が行われました。
 着実に成長を続けるアフリカは、今や共に成長するパートナーです。TICADは正しく、ビジネスを柱として生まれ変わろうとしています。
 午前中この対話では、日本企業が期待するアフリカ側のビジネス環境の改善についても、突っ込んだ議論が行われたと伺っています。
 なぜ日本企業の進出がアフリカからこのように強く求められているのか。それは、人を育て、技術を伝え、相手国や地域社会と共に歩む日本企業の真摯な姿勢が、アフリカの人々の心に強い印象を与えているからではないでしょうか。
 今、成長を続けるアフリカでは、外国からの投資への需要が高まっており、新興国を中心に世界中から投資が急速に増えています。日本企業もこの好機をいかし、今こそ、歓迎の声に応えるときではないでしょうか。
 政府としてもABEイニシアティブ(アフリカの若者のための産業人材育成)の拡大を始め、全力を挙げて民間企業のアフリカ進出を後押ししていきます。
 NEXI(日本貿易保険)は既に先陣を切っていますが、アフリカビジネス協議会の場などを通じ、更に前進を図っていきます。
 最近、日本企業の大型投資は、アフリカや第三国のパートナーと共に行われることが増えています。
 本日のビジネスフォーラムを大きなスタートとし、JETRO主催で開催中のビジネスEXPOの場も活用し、日本とアフリカ、そして第三国の企業が更にビジネス関係を発展させていくことを 大いに期待しています。
 この後、約40の企業・団体により、農業、医療保健、教育、電力、エネルギー、保険など様々な分野のビジネスに係る110件近くのMOUが披露されることは、TICADからビジネスが羽ばたいていく証左として、我々の未来を勇気づけるものであります。
 アフリカ各国の政府及び企業の皆様には、日本企業の特質や高い技術について理解を深め、是非長期的なパートナーシップを築いていただきたいと願っています。
 日本企業の皆様におかれては、こうした絶好の機会を積極的にいかしていただきたい、活用していただきたいと思います。
 本日のビジネスフォーラムを通じて、日本とアフリカの民間企業の関係が一層深まることを祈念しております。先ほど、ビジネスEXPOの話をさせていただきましたが、6年前も私は総理であったのですが、この横浜でTICADが行われ、同じような催しがあったのですが、そのときの人出と比べて約倍近い人出で、ある意味ちょっと混乱したのですが混乱するくらい沢山の人たちが出展し人々が集まっている。
 それが今、日本においてもアフリカのビジネスに大きな注目、可能性を見い出しているんだろうと思います。日本の企業にも、そしてアフリカの企業にもどうかこの機会をいかしていただきたい。共にアフリカの未来を、世界の未来をつくっていきたいと思います。ありがとうございました。

総理の演説・記者会見など