首相官邸  
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経済財政諮問会議答申を受けた「日本経済の進路と戦略」
(閣議決定)についての内閣総理大臣の談話

平成19年1月25日


 今後、日本がどのような経済社会を目指すべきか、また、それを実現するために今後の経済財政運営の中期的な方針はいかにあるべきかという現内閣にとって重要な課題について、これまで、経済財政諮問会議に おいて審議してまいりました。先般、「日本経済の進路と戦略」が答申されましたので、これを受けて、本日、この「進路と戦略」を政府の方針として閣議決定しました。

 日本経済は、長い停滞のトンネルを抜け出し、ようやく正常な状態に戻りつつあります。今や、新たな目標を設定し、それを実現するための戦略に着手すべき時です。

 我が国が21世紀において「美しい国」として繁栄を続けていくためには、その基盤として、活力に満ちた経済が不可欠です。我が国が、人口減少等による成長制約など様々な課題に直面していることは事実ですが、他方でイノベーションがもたらす成長の可能性や、アジアの成長力が我が国の活力を高める可能性など、新たな成長の芽が存在していることを忘れてはなりません。これらを活かして、大きく育て、持続的な成長につなげていくことが大切です。

 こうした認識の下、我が国が目指すべきは、自由と規律に支えられた経済社会システムの下で、チャンスにあふれ、誰もが意欲と能力に応じて何度でもチャレンジが可能な経済社会、健全で安心できる社会であると考えます。また、その基盤として21世紀にふさわしい行財政システムも重要であり、特に歳出・歳入一体改革を通じて、経済成長とともに車の両輪をなす財政健全化を進めることが不可欠です、これらを実現するため、「進路と戦略」に沿って経済財政政策を戦略的に推進し、改革を加速・深化してまいります。

 様々な職場や各地域で努力をしておられる多くの方々が、毎日寡黙に頑張っておられます。日本人の限りない可能性、活力を引き出すことが私の美しい国創りの核心であります。そのための改革を行っていきたいと思います。
 国民の皆様の御理解と御協力をお願いいたします。