首相官邸  
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内閣総理大臣談話

平成19年8月27日


 私は、本日、内閣改造を行いました。

 先の参議院議員通常選挙は、与党にとって大変厳しい結果となりました。私は、地方や農村につのっていた痛み、年金記録問題、政治資金問題への怒りや不信感など、今回の選挙で示された国民の皆様の思いに対し、結果としてこれまで十分応えきれていなかったこと、そして政治と行政の信頼を失わせたことを深く反省しています。

 しかし、人口減少や地球規模の競争の激化、我が国を取り巻く安全保障の環境変化、こうした時代の大きな変化に直面している我が国が、豊かな国民生活と明るい未来を手にするためには、経済・行財政の構造改革はもとより、教育再生や安全保障体制の再構築を含めた改革がどうしても必要です。私は、この思いで、続投を決意し、国民の皆様から信頼される体制をつくり、改革をさらに進めるため、内閣改造を行いました。自由民主党及び公明党の連立政権の下、内閣一丸となって、全力で国政に当たってまいります。

 この内閣がスタートするに当たり、私は、国民の皆様と対話することを、何より重視してまいります。なお一層、国民と同じ目線に立って、国民の生活の実感を肌で感じ、改革の影の部分にきちんと光を当てることに、本腰を据えて取り組んでまいりたいと思います。

 年金記録問題を究明し、必ず解決いたします。

 格差や将来への不安を訴える地方の皆様の声に真摯に応え、改革の果実をさらに地方の実感へとつなげるため、あらゆる努力を尽くします。

 社会総がかりで教育再生を具体化し、教育現場を立て直します。

 人口減少の局面でも、環境、科学技術など、我が国がこれまで蓄えてきた力を最大限に発揮し、持続的な経済成長を実現します。無駄ゼロを目指す行財政改革を断行し、揺るぎなく歳出・歳入一体改革の道を進みます。公務員制度改革を推進し、21世紀の行政を支える新しい公務員像を実現します。

 引き続き、「主張する外交」を展開します。テロとの闘いにおいては、国際社会の一員としての我が国の責任を果たしてまいります。北朝鮮の拉致・核・ミサイルの問題の解決に向け、国際社会との連携を更に強化します。地球温暖化問題について、来年の北海道洞爺湖サミットで大きな成果が得られるよう、リーダーシップを発揮してまいります。

 「美しい国、日本」。私は、将来の国のあるべき姿を見据え、原点を忘れることなく、全身全霊をかけて、内閣総理大臣の職責を果たしていく覚悟です。

 国民の皆様のご理解とご協力を心からお願いいたします。