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小泉内閣メールマガジン

「らいおんはーと〜小泉総理のメッセージ」


[2003/12/18]第121号


● イラク人のための人道復興支援を

 小泉純一郎です。

 14日、フセイン元大統領が拘束されました。イラクの治安、復興にとっ
て大きな前進につながるものと期待し、歓迎しています。イラク国民が自由
で民主的なイラクの実現のために結集し、大きな一歩を踏み出す契機になっ
て欲しいと思います。

 先週、イラクに自衛隊を派遣してイラクの人道復興支援活動にあたらせる
ことを閣議決定し、その直後に官邸で記者会見を開きました。

 なぜ日本は危険をともなう人的支援のために自衛隊を派遣するのか、テレ
ビを通じて国民のみなさんに話しかけました。

 今週の月曜日と火曜日の国会審議でも、人道復興支援のためにイラクへ自
衛隊を派遣することについて、説明しました。

 自衛隊は、戦争に行くわけではありません。現地で、イラク人が切望して
いる給水や医療、道路や橋や下水道などの復旧、病院や学校の修理、食料や
衣服、医薬品や子どもたちの勉強道具などの生活物資の輸送など、人道復興
支援をするために行くのです。

 イラクの支援には、いま、多くの国の人々が汗を流しています。アジアか
らも韓国、タイ、フィリピン、さらにはモンゴルなども部隊を派遣していま
す。それぞれの国にはそれぞれの事情があると思いますが、国力に応じた貢
献をするべきだと思います。国連の決議でも、加盟国に対してイラクへの支
援を要請しているのです。

 日本は、憲法9条で戦争を放棄しています。そして、日本は、日本独自で
安全を確保していくのではなく、日米安保条約を締結して、日本の平和と独
立を守り、同時に、国際社会と協力して世界の平和維持に貢献していく、こ
ういう考えを戦後一貫してとってきました。この方針に変わりはありません。

 橋本元総理をはじめとする政府特使にフランス、ドイツ、中東諸国、国連
本部などに行っていただき、日本の立場を説明するとともに、一層の国際協
調が進められるように外交努力を続けています。

 日本もかつて多くの国から援助を受けて今日の経済大国になりました。今
や日本とアメリカの二カ国で世界のGDPの4割を占めています。国際社会
と協力しながら、イラク人が必要としている支援をできる限り行い、イラク
に安定した民主的な政権が成立することが、日本の国家利益にかなうと思い
ます。

 自衛隊の諸君は、事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に務
める、という宣誓をして、志願して自衛隊に入隊しています。

 論語に、「人知らずしていきどおらず、また君子ならずや」という言葉が
あります。他人が自分の仕事を理解してくれなくても決して怒ったりうらん
だりしない、こういう人は本当に立派な人ではないかという意味です。

 自衛隊創設以来、心ない批判を浴びることがあっても厳しい訓練に耐えて
自らの任務を遂行しようと努力している自衛隊員諸君に対して、多くの国民
が敬意と感謝をもって接していただきたいと思います。

 テロに屈することなく、イラクの復興のために、日本はやるべきことをや
らなければならないと思います。


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