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【キーワード解説】

日本のイラク人道復興支援(イラクの現状)


[2004/01/15]第124号
過去20年にわたって続いたフセイン政権の圧政の下で、イラクの国土や
国民生活は荒廃しています。

 水道施設は老朽化が進んでおり、手入れも行き届いていませんでした。稼
動しているのは60%未満に過ぎません。また、下水処理施設も十分には機
能していない状況です。

 電力は、1990年には9,295MW(メガワット)の供給能力があり
ましたが、2003年には3,300MWに落ち込み、深刻な電力不足とな
っています。また、この結果、水道施設が正常に稼動せず、水の供給不足の
原因ともなっています。

 フセイン政権下では公衆衛生予算は十分に手当てされず、例えば病院では
建物、機材の老朽化や破損が進んでいました。政権崩壊後、薬の配布や子供
たちへのワクチンの投与などを実施しているものの、依然として50〜70
%の病院がその機能を果たすことができず、イラク国民が十分な医療を受け
ることができない状況です。

 また、食糧が不足し、バグダッドの5歳以下の子供のうち4割近くが、栄
養不足による障害を抱えています。その内訳は、発育障害15.9%、体重
不足13.2%、重度栄養失調7.7%、などとなっています。

 フセインを賛美する歌を毎日うたったり、写真を飾るなどの妄信的な教育
から解放され、教師の地位も向上しました。一方で、新しい教科書を配布す
る計画がテロなどの影響で立ち遅れるといった混乱が見られます。

 このような現状のイラクにおいて、イラク国民は国際社会による支援を待
っています。

※ 上記データは2003年6月の国連統一アピール、同年10月の国連及
 び世銀によるニーズ・アセスメントを参考にしました。今後も、日本とイ
 ラクとの関係や、人道復興支援の内容などについてお伝えします。

※ 小泉内閣メールマガジン第124号への寄稿を転載いたしました。