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【キーワード解説】

日本のイラク人道復興支援(医療・教育)


[2004/01/29]第126号
 今週は、イラクの生活基盤整備のための支援活動の具体的な内容について
お伝えします。

 イラクの水道施設は老朽化が進んでおり、手入れも行き届いていませんで
した。稼動しているのは60%未満に過ぎません。また、下水処理施設も十
分には機能していない状況です。

 昨年3月、アメリカをはじめとする国々によるイラクに対する武力行使の
直後に、国連から、イラクにおける人道支援活動の必要性を訴える「国連緊
急統一アピール」が出されました。日本はこれに応え、国連児童基金(UN
ICEF)や赤十字国際委員会(ICRC)を通じて、イラクの水・衛生の
改善や水道施設復旧などのための資金援助を行ってきました。

 また、電力は、1990年には9,295MW(メガワット)の供給能力
がありましたが、2003年には3,300MWに落ち込み、深刻な電力不
足となっています。この結果、水道施設が正常に稼動せず、水の供給不足の
原因ともなっています。

 日本は、フセイン政権崩壊後、国連開発計画(UNDP)を通じて、中央
配電所の施設の復旧及び資機材の供与のために約555万ドルを拠出し、ま
た、イラク南部最大の都市バスラにあるハルサ火力発電所の施設の復旧及び
バスラ地域の送配電網の修復のために約800万ドルを拠出しました。

 そして、今回、現地での直接的な支援活動として、自衛隊がイラク南部の
都市サマーワに赴き、当面の課題である清潔な飲料水や生活用水の補給のた
め、浄水・給水活動に当たります。自衛隊は、大腸菌やウイルス、生物・化
学兵器で汚染された水も飲料水に浄化できる新型浄水車により、河川などの
水を浄化し、住民に配給します。

 次回は、医療や教育の分野における支援についてお伝えします。

※ 上記データは2003年6月の国連統一アピール、同年10月の国連及
 び世銀によるニーズ・アセスメントを参考にしました。


※ 小泉内閣メールマガジン第126号への寄稿を転載いたしました。