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【キーワード解説】

日本のイラク人道復興支援(医療・教育)


[2004/02/05]第127号
 今週は、医療及び教育に関するイラクへの支援活動についてお伝えします。

 フセイン政権の崩壊後、日本は、バグダッド市内最大規模の病院であるカ
ーズミーヤ教育病院の復旧、医療器材などの確保のため、国連開発計画(U
NDP)を通じて約360万ドルの資金協力を行っています。また、日本か
ら総額約15万ドルの拠出を受けたヨルダンのNGO「ハシミテ慈善財団」
の手により、イラク国内へ医薬品などが輸送され、カーズミーヤ教育病院で
のイラク人の治療に役立っています。

 NGO、経済界、政府が連携・協力する「ジャパン・プラットフォーム」
を通じて、NGOが行う医療活動などに対し、約830万ドルの資金協力も
行いました。これにより、ヨルダンとの国境地帯に流出したイラク難民のう
ち約5千人がNGO合同チームによる治療を受けた他、イラク北部の医療施
設やバグダッド市内の小学校の修復などが行われています。

 また、日本はエジプトと共同で、イラク人医療関係者の研修を行うことを
予定しており、昨年10月にはイラク・エジプト両国から医療関係者を招い
て、準備のための意見交換などを行いました。

 教育の分野では、国連児童基金(ユニセフ)の「イラク初等教育再生計画」
への総額約1000万ドルの資金協力などを通じて、バグダッド、モースル、
ナジャフなどの児童のため、ノート、鉛筆、クレヨン、定規などの文房具を
贈り、学校を修復し、教員の研修などを行いました。

 さらに、国連人間居住計画(UN−HABITAT)の学校再建事業に対
し約610万ドルの資金協力を行うことになりました。これにより、イラク
南部において深刻な状況にある小・中学校などの教育施設271校を早急な
授業の再開を目指して修繕、再建する予定です。

 また、明日の国造りを担う次世代の若者達の教育を重視する国連教育科学
文化機関(ユネスコ)への約100万ドルの拠出を通じて、イラクの教育分
野におけるニーズ調査やイラク教育省への緊急支援を実施しています。

 今回、イラク南部の都市サマーワに赴く自衛隊のイラク派遣本隊では、医
官(医師の資格を持った自衛官)や看護官、検査技師も同行し、現地の病院
を巡回します。病院の検査、機器使用の指導や助言を行い、必要に応じて、
地域住民などの患者の治療にも当たります。

 また、自衛隊は、学校施設の復旧のために、工事用の車両(ドーザ)など
を活用して、校舎の補修やグラウンドの整備を行います。同時に、施設の復
旧、整備に関する技術的な指導や助言に当たります。


※ 防衛庁ホームページ(イラク復興支援関連)
http://www.jda.go.jp/jgsdf/iraq_index.html

※ 小泉内閣メールマガジン第127号への寄稿を転載いたしました。