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小泉内閣メールマガジン

「らいおんはーと〜小泉総理のメッセージ」


[2004/06/24]第145号

● イラク復興支援の継続

 小泉純一郎です。

 昨日(23日)、沖縄戦没者の追悼式に出席してまいりました。2年前、
3年前の6月23日と同じように、梅雨が明けて青い空の下、強い日差しが
ふりそそいでいました。

 沖縄を訪れ、花をたむける度に、「二度と悲惨な戦争を起こしてはならな
い。」という思いを強くいたします。

 世界には紛争が絶えません。しかし、平和を求め、復興を目指して努力し
ている人々がいます。イラクでは、6月30日、イラク人による政府に対し
て主権が移譲され、世界中の国々の協力のもとにイラクの本格的な復興に向
けて新たな歩みが始まります。

 イラクに対する開戦時には、世界の国々のなかに立場の違いがありました
が、今回は、国連の安保理事会で、イラクの復興支援に国連加盟国が協力す
るように全会一致の決議ができました。そして、イラク人による政府に主権
が移譲される。情勢は依然として厳しいですが、イラクの再建は一歩一歩進
んでいます。

 先日のサミットでも、イラク暫定政府のヤーウェル大統領と話す機会があ
りましたが、ヤーウェル大統領は、「サマーワの自衛隊の活動はすばらしい。」
「イラクでは皆歓迎し、感謝している。これからも是非、日本の自衛隊の支
援活動を続けてほしい。」と感謝の言葉がありました。

 私は、イラクに安定した民主国家ができることは、日本にとっても世界に
とっても必要なことだと思いますので、自衛隊のイラクでの支援活動を今後
も続けていきたいと思っています。

 そのとき大切なのは、日本がアメリカやイギリスと同じようなことはでき
ないということです。第一に、自衛隊の活動は日本の指揮下に入ること。第
二は、この自衛隊の活動は非戦闘地域に限ること。そして、第三には、武力
行使と一体にならないこと。そして、第四には、現在のイラク支援特別措置
法の枠内で自衛隊が活動するということを守っていくこと。この四点を大事
に守りながら、日本も国連の加盟国として日本にふさわしい責任ある活動を
していかなければならないと思っております。

 日本は、イラク暫定政府によって派遣を要請され、国連安保理の全会一致
の決議にもとづいてつくられる多国籍軍の中で、これまでと同じようにサマ
ーワでの人道復興支援活動など自衛隊の活動を継続します。経済協力の実施
とあわせて車の両輪として、イラクの復興のために努力してまいります。

 多国籍「軍」という名前ですので不安を抱いている皆さんもいらっしゃる
と思いますが、今回の多国籍軍はイラクがクウェートに侵攻したときにこれ
に対抗するために設置された多国籍軍とは役割がまったく異なります。イラ
クの復興と人道支援活動も目的としている多国籍軍なのです。

 将来、イラク国民から、一番自分たちが苦しいときに日本は支援の手を差
しのべてくれたという評価をいただけるような復興支援活動を続けていきた
いと思います。

 一昨日(22日)、EU議長国アイルランドのアハーン首相、EU委員会
プローディ委員長と会談しました。シーアイランド・サミットの余韻冷めや
らぬ再会です。

 サミットと言えば、各国首脳とは、世界の政治経済など重要な問題のほか
に、面白い話もしているんです。例えば、初めてサミットに参加したカナダ
の首相は、私に会うなり、「ミスター小泉、あなたは本当にプレスリーが好
きなのか?」と聞いてきました。

 ドイツのシュレーダー首相は、一昨年のカナナスキスのサミットの後、私
と一緒に日本の政府専用機でワールドカップサッカーの決勝戦を見に来たん
ですが、日独首脳会談の後、飛行機にも一緒に乗ったんだから、サミット会
場内を移動するのに使うカートがあるんですが、「カートに一緒に乗ろうか。」
と言うので、私の運転でシュレーダー首相と一緒にカートで会場内を移動し
たんです。

 ブッシュ大統領は、「3年前に『真昼の決闘』のポスターをあげたけれど
も、今でも持っているか。」と聞くので、「ちゃんと持っていますよ。」と
いう話をしたり、イタリアのベルルスコーニ首相とは、私がオペラの作曲家
ヴェルディとかバイオリンのパガニーニが好きなので、そういう音楽の話を
したり、ソフィア・ローレンなどのイタリアの女優の話をしたり、面白いん
ですよ。

 フランスのシラク大統領は、「自分は焼酎を持っているんだ。相撲も好き
だ。また日本に行きたい。」と言っていましたし、ロシアのプーチン大統領
は、「娘たちも日本が大好きだ。」と。

 イギリスのブレア首相とは、私が、会議のときに、『セルフ・ヘルプ』と
いう本、これはイギリスのスマイルズという作家の著書で『自助論』とか『
西国立志編』と訳されていますが、これが明治時代に日本でベストセラーに
なったという話をしたりと、いろいろな話をするんです。

 EUは、5月1日に、新たに10カ国が加盟し、25カ国、4億5千万人、
世界のGDPの28%を占める世界最大の統合経済となりました。

 私の学生のころは、EUとは言わず、まだECと呼ばれる緩やかなグルー
プでした。EUが統一通貨を作ると聞いたときは、夢のような話だと思って
いましたが、それが今、『ユーロ』という形で現実のものになっている。各
国が国境を越えて協力を深めている。すばらしいことだと思います。

 今年の8月にはアテネでオリンピックが開かれます。国境を越えて世界中
から選手達が集い、正々堂々と力と技を競い合って欲しいと思います。アテ
ネに向けて練習を重ねている日本選手の皆さんをみんなで応援していきたい
と思います。


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