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小泉内閣メールマガジン「特別寄稿」

サマーワの人々と共に

第1次イラク復興支援群長 1等陸佐 番匠幸一郎


 第1次イラク復興支援群長の番匠1佐です。

  この度、イラクにおける人道復興支援任務を終了し、北海道に戻って参り
ました。まずは、私たちのイラクにおける活動の間、全国の皆様から頂きま
した暖かい御支援、御声援に心から厚く御礼申し上げます。

 さて、私たちは、イラク南東部ムサンナ県のサマーワで、医療、給水、そ
して公共施設の復旧・整備の三本柱からなる人道復興支援活動を中心に、学
校の訪問や地域住民の方々との交流などを通じた日本の伝統や文化の紹介、
日本の有志の方々からお預かりした善意の伝達などの活動を行って参りまし
た。

 日本人の代表として、「日本人らしく誠実に心を込めて、武士道の国の自
衛官らしく規律正しく堂々と」をモットーに、イラクの方々と一緒に汗を流
しながら、「日本式」のやり方で様々な活動を行いました。

 このような私たちの活動は、イラクの方々から好意的に評価して頂けたの
ではないかと感じております。実際、2月にサマーワに到着した時よりも、
5月末に任務を終えて現地を後にする時の方が、より多くの方々に、より深
く感謝と親しみの気持ちを示して頂けたように思います。

 私は、町中で、また、訪問した学校などで「ヤバニー・グー」と大きく手
を振ってくれたサマーワの子供たちの輝く目と満面の笑顔を忘れられません。
この任務に就いて良かった、日本人の代表としてイラクに来て良かったとい
うことを実感する毎日でした。

 このような歓迎は、今回私たちがイラクに赴いて活動を始めたからという
ことだけではなく、イラクと日本の歴史的なつながりの中で、幾多の先輩た
ちが築いて来られた日本という国への尊敬と、日本人に対する深い信頼があ
ったからだと思います。改めて、日本人であることを誇りに思うことでした。

 私たちは、イラクにおける人道復興支援の第1走者として、サマーワの砂
漠の中に宿営地を作り、日の丸を掲げて、我が国のイラクに対する人道復興
支援のスタートを切りました。言い換えれば、砂漠を耕し、種を蒔き、水を
遣り、ようやく新芽が出てきた段階だと思います。

 イラク復興の主役はイラク国民自身ですが、私たちの活動によって、偉大
な歴史と潜在力のあるイラクの方々に、明るい未来への夢と希望を持って頂
けるよう、そして、このことが、中東、ひいては世界の平和と安定に、また、
結果的に我が国の平和と繁栄につながることになれば、これほど幸せなこと
はないと思います。

 私たちは、今般、約3ヶ月余りの任務を終了し帰国致しましたが、同じ北
部方面隊の同僚達から編成された第2次復興支援群がイラクにおける人道復
興支援の任務を引き継ぎ、サマーワで活動を始めました。どうぞ、今後とも
格段の御支援、御声援を宜しくお願い申し上げます。

 最後になりましたが、国民の皆様に対し、あらためまして深く御礼申し上
げます。有り難うございました。

※ 陸上自衛隊ホームページ(イラク復興支援関連)

※ 小泉内閣メールマガジン第147号への寄稿を転載いたしました。