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小泉内閣メールマガジン「大臣のほんねとーく・特別寄稿」

日本からの平和のメッセンジャーとして

防衛庁長官 大野功統


[2004/12/09]第167号


 12月5日に陸上自衛隊のサマーワ宿営地を訪問し、活動状況を見てまい
りました。派遣部隊は、厳しい環境の中にもかかわらず、松村群長の下、
「油断せず、助け合って、真心支援」のスローガンを掲げて、医療、給水、
公共施設の整備等の人道復興支援活動に隊員が一丸となって、目を輝かせて
取り組んでおりました。

 今回の視察に先立って、私は、サマーワ市の評議会の方から手紙を頂きま
した。その手紙には、「日本からの自衛隊の皆さんは正に東アジアから平和
のメッセージを運んでくる『平和と安全の鳩』である。」と書いてありまし
た。派遣された全ての隊員が一生懸命支援しているからこそ、このような手
紙を頂けるのだと感激いたしました。

 今回の視察では、そうした隊員たちの活躍をこの目で見てみたいと思い、
宿営地のみならずサマーワ市内や付近の道路の改修現場を訪れました。その
道すがら、子供はもちろんのこと、大人の人も仕事の手を休めて大勢の皆さ
んが我々の車に手を振ってくれ、「ああ、派遣部隊はサマーワの人達と心が
通じ合っていて、信頼されているんだな。」こんな思いを強くしました。

 サマーワ市内は、新しい家が建ちはじめ、煉瓦工場の煙突からはもくもく
と煙が上がり、以前は見られなかったパラボラアンテナが家々についている
といった様子で、民生が安定し始めていることが見て取れます。

 しかしながら、道路や学校の修復、医療支援活動等の要望が依然として数
多く存在し、人道復興支援活動が引き続き必要であると感じました。ハッサ
ーニ・ムサンナー県知事にお会いした際にも、感謝と引き続き活動を続けて
欲しいとのお言葉をいただきました。

 新潟県中越地震の視察において若い隊員が言っておりました。「国民の皆
様からの感謝の言葉を聞くたびに一生懸命やる気が起きます。」これは、こ
こ、イラクでも同様です。自衛隊のイラクにおける活動について、国民の皆
様のご理解とご支持をお願いしたいと思います。


※ 小泉内閣メールマガジン第167号への寄稿を転載いたしました。