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小泉内閣メールマガジン[大臣のほんねとーく]

真心というソフトパワーを発揮して〜イラク人道復興支援〜

防衛庁長官 大野功統


[2005/06/16]第192号

● 真心というソフトパワーを発揮して〜イラク人道復興支援〜
  (防衛庁長官 大野功統)

 世界地図をながめて見てください。イラクは中東の真ん中にありますよね。
だからイラクの安定は中東の安定にほかならない、私はこんな風に思います。
その中東の安定というのは、グローバル化で小さくなった世界の平和と安定
に直結しています。 

 日本は国際社会の一員として、海外では武力行使をしない、武力行使と一
体にならないことを守りながら、国際的な安全保障環境を良くしていくとい
うことを目標としています。世界の安全と平和は日本の安全と平和にほかな
らないのです。

 そして、忘れてならないのは日本が必要な石油の90%が中東から来てい
ることです。中東の安定は日本の経済にとって、ひいては日本の存立にとっ
て死活問題となるのです。

 このような理由で、日本がイラクの国造りにかかわることは大切な仕事だ
と考えています。それでは、この大切な仕事をなぜ自衛隊がやっているので
しょうか。

 イラクの環境は、食事にしても寝泊まりにしても大変厳しいものです。治
安についてもムサンナー県は安定しているとはいえ油断は許されません。そ
の中で自衛隊は自らの安全に気を配りながら、そういうこと全部を自分でで
きるのです。

 ですから、イラクが早く安定してイラクの人たち自らの手で自分たちの国
造りができるように、そしてそれを日本からの民間の人たちが支援できるよ
うにと思いますが、今はやはり厳しい環境に耐える能力を持っている自衛隊
に一生懸命がんばってもらっています。

 昨年12月に、私は、イラクのサマーワを訪れました。そして感動しまし
た。支援活動を通じて自衛隊員の真心がサマーワの人々の共感を得ているの
です。街中へ出ますとサマーワの人々がわれわれに大きく手を振ってくれま
す。私は、そこにイラクと日本との心の触れ合いを見ました。

 現地の方の声を一つ紹介いたします。

 「あなた方は復興支援に来ただけの日本人ではなく、私たちにとても近い
友達です。あなた方は幸せを復興してくれた。次の世代もあなた方の支援を
忘れないだろう。」(5月2日アルタホーク小学校校長より)

 今後とも自衛隊は国内外で真心というソフトパワーを武器に活躍していき
ます。日本の平和を守り世界の平和を支えるために、日本ならではのソフト
パワーを発揮します。これからも皆様のご支援をお願いいたします。

※ 小泉内閣メールマガジン第192号への寄稿を転載いたしました。