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首相官邸 Prime Minister of Japan and His Cabinet
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平成24年12月25日岡田副総理記者会見要旨

【発言要旨】

 それでは、今日は最後の会見ということで、まずはこれは副総理ということではないのですが、先ほど新しい民主党の代表が海江田(万里)さんということで決まりました。非常に厳しいときに代表を引き受けていただきましたので、みんなで、もちろん私も含めて、一生懸命に支えて、民主党の再生を期したいというふうに考えております。
 それから、もちろん前から申し上げているように、3年3か月の民主党政権の反省というか、総括というか、そういうものはしっかりと行わなければならないと、国民の皆さんに何が届いていなかったのか、何が問題だったのかということについて、しっかりと検証をして、そしてそれを再生の糧にしていかなければならないというふうに思っております。
 2番目は、お手元に「引継ぎ事項」ということで資料をお配りさせていただきました。
 これはまだ私の後任といいますか、どなたが行革や一体改革を担当されるのかということは決まっておりませんので、決まり次第、引継ぎをしっかり行いたいというふうに私としては考えておりますが、その資料であります。逆に言いますと、これだけのことをやってきたということを整理しながら、これから残された課題について述べたものであります。
 繰り返しませんが、あまり言われてなかったのは、例えば2枚目の402万円の退職手当の引下げが地方公務員にも、これはこのまま地方財政計画に反映されますので、これで3,400億円、そのまま反映されればということになります。地方財政計画の中で、この部分が減額されるということでありますので、国家公務員の人件費削減ではありませんが、金額としては相当大きな金額ではないかというふうに思っております。
 あと情報システムのところも、今日も政府CIOと少し話もしておりましたが、遠藤さん(遠藤紘一政府CIO)いわく、もちろん法制化をするということは、CIOの法制化をするということは、これは自民党も意見公約の中で言われてますので、是非実現してもらいたいと思いますし、マイナンバー制度に関わる予算についても、かなり今大胆な見直しをしてもらっていて、その結果は成果として出てくるのではないかというふうに思います。もちろんIT化そのものが政府予算全体の効率化、それにつながるわけで、そういったことも、数字としては今現段階ではお示しできませんが、非常に大きな話ではないかというふうに思っております。
 あと是非残してもらいたいのは、行政事業レビューのレビューシートですが、これは5,000の事業について、誰もがアクセスできるということになりました。現にその結果として、無駄遣いが判明したということもありますし、各省庁はこれを出すことで、逆に自ら仕分けをせざるを得ないというところがあるわけですので、こういったことは今後も是非続けてもらいたいというふうに思っております。一つのオープンガバメントの具体例の一つではないかというふうに思っております。もちろん新仕分けの結果についても、来年度予算に徹底的に反映されるということも是非期待したいというふうに考えております。
 その他UR(都市機構)の改革とか、これはずっと放置されてきたことですが、13兆円の借金を抱えているURについて、具体的な相当私も中に入って有識者の議論がまとまっておりますので、25年度中の法案提出ということで、是非検討していただきたいというふうに考えております。
 独法の役員について、公務員OBが4年間で82%減になったと。つまり189人、従来の独法の役員の3割が公務員OBであったのが今や34人しかいないということは、政権交代の大きな成果で、こういうことは是非今後とも継続してもらいたいというふうに考えております。
 あとは公務員制度改革について、是非前に進めていただきたいというように考えております。具体的に、公務員について労使が交渉を行って、物事を決めていくというのは、今まで、私など見ておりましても、役人時代の経験からいっても、ここのところが第三者機関、人事院任せになっているということがいろいろな問題を呼んでいるわけで、そういうことも含めて、しっかりと公務員制度改革基本法というのが、これは自民党も当然それを作られたわけでありますので、その考え方に基づいて、今4法案ができておりますので、是非これは引き続きしっかりとやっていただきたいというふうに思っています。
 あとは、早期退職者募集制度、それから再就職支援のための民間再就職支援会社の活用、これなども予算要求などもしておりますけれども、これから60歳から65歳まで働ける、そういう仕組みになりますので、全体が高齢化しないように、一種のスリム化としてこういった制度についても実現をしてもらいたいというふうに思っております。
 もちろん65歳になることによって、定年延長ではなくて再任用ということにしたわけですが、その際に給与の水準とか、そういうことについても、それからそもそも50歳以降の給与カーブについても、しっかりと議論をして、基本的にはこれは人事院がある限りは人事院の問題でもあるわけですが、政府としても考え方をまとめてもらう必要があるというふうに思います。
 こういったところは、今まであまり政府の中で議論されてこなかった問題について取り上げて、相当詰めた議論をしてまいりましたので、是非引き継いでいただきたいというふうに思っております。
 規制改革も、安倍総裁もいろいろ言っていただいていますが、ほとんどは現在取り組んでいることでありますので、ワーキンググループも、グリーンワーキンググループも経済活性化ワーキンググループも既に設置をされ、議論が始まっております。しっかりと引き続きやっていただきたいと思います。
 行政刷新会議がなくなるということになりますと、この規制・制度改革委員会をどういうふうに政府の中で位置付けるかという問題も出てまいります。そういったことにあまり時間をかけずに、しっかりと体制を整えていただきたいというふうに思っております。
 公共サービスは、若干もう少しやりたかったという感じはありますが、いろいろなレールは敷くことができたというふうに思っております。
 社会保障・税一体改革については、これに書かれたとおりですが、残された課題についてしっかり対応すると。それから、3党間で残された社会保障制度の改革について、議論することになっておりますので、これは民主党としてもしっかり対応していく必要があるというふうに思っております。全体として、当面経済重視というようなことも言われますが、この一体改革については、8月21日までに成案を得なければなりませんので、是非新政権としても、力を入れていただきたいというふうに思っております。
 以上が引継ぎ事項であります。
 あと1点だけ、最近いろいろと安倍総裁の発言を聞いておりますと、選挙のときに政権公約とか、あるいは総合政策集で述べたことと違うことをおっしゃり始めているわけであります。特に外交でそれが目立つわけで、尖閣諸島における公務員の常駐というようなことを言われておりますが、これは当面は先送り、それから竹島を祝う2月22日を竹島の日と、政府主催で式典を開催すると書いてあるものも来年はやらないということで、言っている方向はいいのです。私は正しい判断だと思いますが、何せ選挙が終わったのがまだ1週間前ですから、1週間で変えるということについて、有権者に対してきちんと説明が必要だというふうに思います。
 この政策集を信じて、投票した人、熱くなった人もかなりいるはずですから、そういう人たちに対して、なぜ1週間で変えたのか。我々から見れば実現できない政策を選挙中から述べているということは、申し上げてきたわけですが、その予定どおり変えたということについて、きちんとした説明が必要だと思います。
 「日曜討論」なんかを見ていましても、柔軟な対応とか言って、むしろほめられているのですが、もちろん方向性はいいと思いますが、しかし1週間で変えたということについての有権者に対する説明というものは、これは政党として当然求められるというふうに思っております。
 私から以上です。

【質疑応答】

(記者)
 NHKの田村と申します。先ほど副総理は代表選の関係で、今後一生懸命みんなで支えていきたいということをおっしゃっていましたが、これまで民主党代表選挙の後にノーサイドとかという言い方をしながらも、その後党内対立が起きたりということがまま見られたのですが、今後新代表に期待すること、そういう党内融和の面で期待されることはいかがでしょうか。

(岡田副総理)
 党内融和というか、政党ですからいろいろな意見があって、融和そのものが自己目的化してはいけないというふうに思います。大いに議論をして、そして最後はまとまるということが重要で、従来、ともすればまとまらないことを目指しているのではないかと思われるようなこともありました。
 例えば、復興の非常に重要な去年の8月に内閣不信任案に賛成をすると、野党の出したですね。というようなことは、私はそれも考え方の根本から、融和とかそういう話ではなくて、一定の目的を持ってやっておられるというふうに考えざるを得ないような、そういうことはないのではないかと、今の顔ぶれから見てというふうに思っております。

(記者)
 (テレビ朝日 成田記者)代表選をめぐっては、議員の中から是非3党合意の立役者である岡田さんに責任を取るという意味でも、立候補してほしいという声が議員からもありましたけれども、今回立候補を結果、されなかったわけですが、その判断に至った経緯というか、思いと、その3党合意の立役者として今後どのように責任を果たされるおつもりか、お聞かせください。

(岡田副総理)
 責任を果たすのは当然ですが、それは私がどういう立場になるかということにもよりますから、私の立場でしっかりと3党で合意したことについては実現をできるように、働きかけをしなければいけない、汗を流さなければいけないというふうに思います。
 (代表選に)出なかったというか、一つはやはり今回の選挙の結果ということがあります。あとは注意深くいろいろな党の中の議論を聞いておりましたが、私が申し上げてきたことは3年3か月、なぜ国民から信頼されなかったのか、そのことについてきちんと総括が必要であるというふうに申し上げてまいりました。
 そういった考えに近い意見も確かにありました。例えば、山尾志桜里(衆議院議員)さんの意見などはそういう意見だったと私は思います。ただ、そうではない意見もかなりあって、これは私が出ていってまとまる状況ではないなという判断をいたしました。

(記者)
 フリーランス記者の上出です。今のに関連しまして、汗を流すということですけれども、具体的にこういう形で何かをしたいとか、党内でこういう貢献をしたいとか、具体的なものというのは何か、あるいはそのヒントでもよろしいのですが、あれば教えてください。

(岡田副総理)
 今の段階で何か申し上げることは特にございません。ただ、落選している有為な人材について、しっかり支え役になりたいというふうには思っております。

(記者)
 NHKの田村です。この「引継ぎ事項」の中身を見ると、当然閣議決定等をしているものはあるのですが、最終的には当然新政権がそれを引き継ぐかどうかという判断になると思うのですが、今後野党の立場になったときに、これが引継ぎがしっかり生かされているかどうかのチェックをどういう姿勢で副総理としては臨んでいきたいというふうに(お考えでしょうか)。

(岡田副総理)
 国会の場ということになるでしょうね、特には。

(記者)
 フリーランスの安積です。安倍総裁の発言に関してお伺いいたします。
 尖閣、竹島について、言っている方向はいいというふうに、ちょっと公約とは違うことを言い始めていることについてなのですけれども、そういうふうにおっしゃいましたが、例えば北方領土と竹島と同じ日本の領土なのに、外国によって占有されているということなのですけれども、北方領土については「北方領土の日」というのがあって、北方領土の記念式典というのは、国の式典であるわけなのですけれども、竹島の日というのは、これは島根県が制定した日であって、式典も島根県が毎年今まで行っているわけなのですけれども、こういう同じ状態の領土について、格差があっていいというふうにお考えなのでしょうか。

(岡田副総理)
 外交は相手のある話ですから、状況を見きわめて、最終的な目的達成のために何が必要かということを判断していかなければならないということです。
 恐らく安倍総裁もいろいろとお考えになって、同じような考え方に立っているのではないかというふうに思います。

(記者)
 フリーランスの安積です。もちろん相手がある話なのですが、日本の国のスタンスというのをある程度原則というのを貫くということも一つの外交ではあると思いますけれども、これについていかがでしょうか。
 それと、この件について、韓国政府のほうなのですけれども、来年の2月22日先送りの件については、評価するという声明を発表しております。それと、国の式典であれ、地方の式典であれ、今島根県が式典をやっているわけですけれども、それは受け入れられないというふうに発言しておりますが、これについてはどういうふうにお考えでしょうか。

(岡田副総理)
 韓国政府には韓国政府の考え方があるというふうに思いますが、日本政府としてはそれは国と地方は違うと、そういう考え方を従来から明らかにしてきたと私は理解しています。
 いずれにしろ外交はお互い言いたいことを言い合っていくことで済むのならいいのですが、実際にきちんと成果を上げていくために何をしなければならないかということを当然考えなければいけないわけであります。そのことは、安倍総裁も十分お分かりになっていたはずなのですね、選挙のときから。

(記者)
 フリーランスで宮崎信行と申します。およそ1年弱の官邸での生活、官僚時代も含めて、官邸は初めてだったと思います。その中で、一度フォローの質問も1回あったところなのですが、2月3日の記者会見で、官邸の中のガラスのコップに緑茶を入れて出すのが不思議だという話で、「一度誰かに聞かなければいけないのですけれども、誰に聞けばいいのか」というふうにおっしゃっていました。
 この1年弱の官邸での職務の中で、これは今誰に聞けばいいのかというのは、お分かりになられましたでしょうか。

(岡田副総理)
 直接官邸で働いている皆さんには聞いていませんが、あのときにたしか某新聞社のベテランの方から、昔も同じような話があったということを聞かせていただきました。それで何となく分かったような気にはなっていますが、本当のところはよく分からないですね、ガラスのコップでというのはいまだに。

(記者)
 (フリーランス 宮崎記者)まだ報道(ベース)ですけれども、安倍新内閣の官房長官には菅議員がなるのではないかと言われています。菅さんも総務大臣経験者で官邸は経験ないと思います。そういった中で、今回自民党の新人の中でも、福田元総理の御長男ですけれども、官房長官秘書官、また総理秘書官として、恐らく5年ぐらいですか、官邸での経験がある人が新人国会議員として自民党のほうは入ってくるわけですね。
 ガラスのコップというのが一つの象徴だと思うのですけれども、野田総理のようなああいった孤独の中で、なかなか内閣官房の職員、あるいは各府省からの出向の職員もいる中で、この官邸でやるというのは、野党から、野党暮らしが長かった岡田さんにとって、官邸というのはどういうところなのか、官邸で働くスタッフの方々、官僚の方は総選挙に仮に負けても席はあるわけですね、霞ヶ関のどこかに。そういったものを今御感想はどのように思われますでしょうか。

(岡田副総理)
 それは政治家と官僚の役割分担ですから、何の不思議も感じませんが、大体私と同じ年代の人が官僚の人たちは多かったので、別に違和感は感じず、スムーズに仕事ができたというふうには思っています。

(記者)
 日本経済新聞の沼口です。お疲れ様でした。代表選の話に戻ってしまうのですが、可能ならばでいいのですけれども、誰に投票して、何を期待してその人に入れたのかというのをもし可能であれば教えてください。

(岡田副総理)
 可能ではありません。

(記者)
 フリーランスの安積です。すみません。幹事長時代のときに、たしか選挙のときに私が質問したのは、ランチパックがお気に入りだったというお話、質問をしたということを覚えていらっしゃると思いますが、選挙のときに時間がないので、コンビニでランチパックをお買いになって、一番お気に入りだったのは、御当地ランチパックで、愛知県の国産イチジクジャム入りランチパックでしたっけ、それだったと思うのですけれども、今回例えばランチパックもあれから随分いろいろな種類が出てまして、ランチパックだけではなくて、今たしか3社ぐらいから同じようなものが出ていると思うのですけれども、今回お気に入りのランチパック以外でもいいのですけれども、ランチ用の何か食べ物とかはおありになりましたでしょうか。

(岡田副総理)
 基本的なパターンは変わっていません。ですから、車で移動することが多いのですね、どうしても。一日車に乗っているということになると、昼飯とトイレをコンビニでというパターンは基本的には変わってないです。
 ランチパックは、引き続き私は甘党なので、甘い系のランチパックを重宝していましたけれども、ローソンなんかに行くとランチパックがないのですよね、ヤマザキではないので。

(記者)
 ローソンはあります。

(岡田副総理)
 たまたまなかったのかな。

(記者)
 ローソンは全部105円であります。

(岡田副総理)
 そうですか、失礼しました。売り切れていたのかもしれませんが。
 ただ、一つ違ったのは、高速のサービスエリアが非常によくなったので、そこでトイレと、それから昼の買い物、食料を確保するということは結構ありましたね。私は道路公団の民営化というのは、あまり本当の民営化ではないというふうに思ってますが、サービスエリアの変貌ぶりは、これは特筆に値するというか、よく頑張っているというふうに思います。非常に便利でした。

(記者)
 時事通信の栗原と申します。政界の来年の年男、年女の方に共通してお伺いしているのですが、来年は巳年で副総理も年男になります。先ほども落選した議員の方々のために汗を流すとか、そういうお話もありましたし、党の新体制が今日また新しくできつつある中で、副総理の来年の抱負をお伺いすることはできますでしょうか。

(岡田副総理)
 民主党を立て直すということですね。参議院選挙もあります。やはり二大政党、二つになる必要はないのですが、政権交代がきちんとできる一方の柱として民主党がありますので、民主党を立て直していくということは、日本の民主主義にとって必要であるというふうに考えています。そのために努力していきたいと思います。

(記者)
 フリーランス記者の上出です。長い間ありがとうございました。先ほども言って、前回の会見でもしたのですが、オープンガバメントということを強調されていました。残念ながら、それに反するようなことがちょっと起きているようで、安倍総裁の会見か何かが今までフリーランスも一定の条件のもとで参加できた、発言できていたのですけれども、何か直接私がではないのですが、仲間の記者に聞いてみますと、オブザーバーの扱いになってしまった。昔の自民党のやり方に戻すというような形になっているのですね。ほかのところも、恐らくそういうようなことがもしかしたらあるかもしれませんが、その辺非常に一つの分野だけに限ってしまいましたけれども、それも含めていろいろなところでそういう変化が起きてくる、この引継ぎもそうなのですけれども、その辺で懸念されていること、今の私の質問を含めて、これから頑張っていただきたいのですけれども、その辺をもう一回ちゃんと言っていただけませんでしょうか、自民党にメッセージというか。

(岡田副総理)
 政権交代したことによって、いろいろなことが変わりました。その変わったことの中で、いいものはきちんと評価をして、更にそれを前進させてもらいたいというふうに思います。
 会見をどうするかというのは、基本的にはそれは官邸でお決めになることかもしれませんが、やはり広くフリーランスの方も含めて、機会があるということは私は非常に重要なことだというふうに思っております。

(記者)
 フリーランスで宮崎です。これはお答えいただかなくてもいいのですが、3年半前の代表選に岡田さんが出馬されたときに、当時野党でしたが、マスコミオープンで48人ぐらいの衆参議員が出陣式や残念会のほうに出席されたと思います。
 そのときに、当時野党の岡田候補はこういうふうにおっしゃったと思います。このことを一つの励みとして民主党は強くなる。御支援していただいたここにいらっしゃる議員の皆さんの御厚情には、これから恩返ししていく。そのためには、まず政権交代だとおっしゃったかと思います。
 私はこれを聞いたときに思ったのは、政権獲得後の具体的には政務三役ですとか、そういったことも含めた恩返しなのかなというふうに、私はそのとき感じました。この48人のうち、この3年3か月に政務三役になれなかった方は5人いらっしゃいまして、そのうち4人は参議院1期生だった方です。もう1人は土肥隆一さんです。
 このときの恩返しというのは、そういった論功行賞といいますか、そういう意味だったのか。また、それが結果3年3か月、実際党を運営していく中で、ちょっとこの代表選での内輪での行き過ぎた争いにも若干つながったようにも思いますけれども、その辺今振り返って、3年半前のこの御恩返し発言というのは、どういう意味だったのでしょうか。

(岡田副総理)
 私は広く人事権を持つ機会というのはなかったのですね。外務大臣のときは、自分の副大臣2人、政務官3人の人事、あと幹事長のときですね。幹事長のときには、基本的に副大臣、政務官、それから党の役職、そこは私が事実上決めさせていただきましたが、あのときに考えたのは、小沢(一郎)さんに近いと言われている人たちをまず役職につけるということで、かなりの人がそれで役職につきました。そういう意味では、私を応援してくれたということとはちょっと違う判断で人事を行ったということであります。
 私を応援していただいた方々に対して、特に報いるとか、そういうことは考えてみれば、あまりしてこなかったし、そういう立場にもならなかったなというふうに思っています。むしろ最初の鳩山内閣で私を目立つ形で応援した人は、ほとんど役職につけないという事態でしたので、例えば玄葉さんとか安住さんとか鉢呂さんとか、鉢呂さんなんかは全く何もなかったですから、逆に干された感じ、結果的には、意図的かどうかは別にして、ほとんど役職につけないような状態でした。
 私は自分が外務大臣を受けた後で、そういうことに気がついて、ちょっと非常に申しわけない思いでした。そういう意味では、もう少し気を配るべきだったかもしれません。ただ、その後彼らも菅政権、あるいは野田政権の中で非常に重要な役割を果たしてくれたというふうには思っています。

(記者)
 今後の話として、先週の火曜日、自民党の石破幹事長が官邸に行って、藤村官房長官と引継ぎをしたそうです。前回の政権交代のときは、代表が官邸に行くのに、党本部を預かる幹事長が交代してしまうという事態になりました。そういった形で、石破幹事長の続投、これは一つの政権交代がある政治にとっては前に進んだと思われますでしょうか。

(岡田副総理)
 ちょっと言っている意味がよく分からなかったのですが。

(記者)
 総選挙に勝った野党から政権交代で勝った政党の代表、党首と総裁は、官邸に総理として行くわけですから、党本部を預かるというのはやはり幹事長、いわば党首と幹事長セットで選挙で信託を受けたと思います。そういったあり方というのは、本来あるべきだと思うのですけれども、石破幹事長の続投は既に決まっているという認識ですけれども、今回石破幹事長が続投したということを考えれば、政権交代ある政治、この3年3か月間の反省といったことも踏まえて、自民党がバトンをタッチして前に進めてくれたというふうに思いますか。

(岡田副総理)
 それはちょっと直接関係ないですね。
 それから、私は選挙のときに幹事長だったのですが、引き続き幹事長をやるつもりではいたのですが、外務大臣にと、幹事長は小沢さんにという、それはそのときの代表の判断ですから、そういう判断をされたのならやむを得ないというふうに、あまりそういう意味では嬉しくはなかったですけれども、そう言われたからにはそれをお引き受けしたということです。そういう経緯ですね。

(記者)
 医療の関係の専門誌を出している「じほう」の大西と申します。
 引継ぎのお話に戻って恐縮なのですが、一体改革のところで、3党の実務者協議を経てという枠組みを維持していただきたいというお考えだと思うのですが、現時点でこの民主党の実務者というのはどういうふうにお考えか、今、長妻さんが国会議員で残りましたけれども、どういうふうにお考えか。
 あと他党のお話をもし御存じでしたら、伺える範囲でお願いします。

(岡田副総理)
 他党のことは分かりませんし、民主党のこともそれは新たな決まった代表がこれから順次お決めになることなので、私からコメントすることはありません。

(記者)
 NHKの田村と申します。自民党のほうでも新執行部が今日正式に決まりまして、顔ぶれを見ると高村副総裁と石破幹事長が留任で、総務会長に野田聖子さん、政調会長に高市早苗さん、これから野党として自民党と対峙していくわけですが、この顔ぶれについての御感想等あればお伺いしたい(と思います)。

(岡田副総理)
 あまりコメントすることはありません。これからどういう役割をお果たしになるかということにもよりますから、まだコメントするのはちょっと早過ぎる。御本人として発言もないわけですからというふうに思います。
 ただ、三役の中で女性が2人入ったということは、できれば民主党もそういうことが早くできるようになりたいと、今回随分落選されてしまいましたので、そういうふうに思います。
 これで副総理としての会見を終わりますので、どうもお世話になりました。
 ありがとうございました。

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