1996年4月20日
我々は、1996年9月までに全面核実験禁止条約(仮称)(CTBT)交渉 を妥結し、同条約に署名するとの決意を確認した。我々は、CTBTが、軍縮及び 不拡散の分野における国際社会の最も優先度の高い目的の1つの達成並びに核兵器 の不拡散に関する条約(NPT)第6条に基づく職務の履行に向けた具体的な 一歩となることについて合意した。我々は、また、CTBTがいかなる核兵器の 実験的爆発その他のいかなる核爆発も禁止しなければならないことについて合意 した。我々は、これが真に包括的な核実験禁止となることを確認した。この関連で、我々は、1995年5月11日に採択された「核不拡散と核軍縮 のための原則と目標」に関する決定の重要性を想起する。
1996年4月20日
我々は、1996年4月20日、ウクライナのクチマ大統領と会い、原子力の 安全と核物質の安全を改善していくために、広範な問題について共に検討した。 我々は、この分野においてウクライナとの二国間及び多数国間協力を継続すること に同意した。クチマ大統領は、核物質密輸防止プログラムに対するウクライナの支持を表明し、 原子力安全モスクワ・サミット宣言に記されている目的と行動を支援するとの意志を 明らかにした。クチマ大統領は、また、CTBTに関する声明を支持した。
1995年12月20日に署名された了解覚書のすべての規定に従って、2000 年までにチェルノブイリを閉鎖するとのクチマ大統領の決定の重要性が認識された。
同覚書の署名国は、同覚書の完全な実施に関するコミットメントを再確認し、 ウクライナの決定を支援する措置に関してウクライナ及び国際開発銀行と緊密に 協力する。クチマ大統領は、同覚書の枠組みにおいて積極的かつ効率的に協力する とのウクライナの意思を確認した。
我々は、また、チェルノブイリ4号炉の新たな石棺に関し、EUが資金を提供 して現在行っている調査について議論した。この調査は、今年中の可能な限り早い 段階で終了されるべきである。我々は、当該問題の解決を見い出すという目的を 有するこの調査の結論を踏まえて決定がなされる必要があることについて合意 した。