世界で活躍する日本人 from “We Are Tomodachi”

平成29年12月1日

(最終更新日:平成31年2月7日)

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 政府では、海外のリーダー層を含む幅広い方々に我が国の「世界と共に歩む」という基本姿勢を理解してもらうため、広報誌“We Are Tomodachi別ウィンドウで開く”を英語やフランス語、スペイン語、ロシア語(不定期)で発行しています。
 各号、日本と世界との深い関わりについて、政府、企業、個々人などを、さまざまな視点からご紹介しています。とりわけ、“Japanese Individuals Contributing Worldwide別ウィンドウで開く”(世界で活躍する日本人)のコーナーでは、国際貢献、科学技術、食、スポーツ、文化などの各分野において、世界のステージで輝く日本人の姿を取り上げています。日本語版の記事をぜひご覧ください。

東京発、グリーンバードがパリで羽ばたく!(2019年冬号)

 世界がゴミ問題に悩まされている今、東京発の「グリーンバード」が、海を越えて羽ばたき、ゴミ拾いの輪を広めている。フランス・パリでそのリーダーを務めているのが、日本人の稲井佳子だ。日本で生まれたその活動はパリに根付き、その成果は今、パリから周辺国へと広がっている。

都市開発を通じてミャンマーの未来をつくる(2018年秋号)

 都市部への人口集中が進むヤンゴン。世界から見ても魅力あふれる街づくりを目指す日本の女性都市開発プランナーがいた。国内大手の都市デベロッパーに勤務していた大澤四季は、ヤンゴンの人々の温かい人柄に惹かれて退社し、単身ヤンゴンに渡った。ヤンゴンが好きでたまらない大澤はヤンゴンの未来をつくるため、都市開発に奮闘する。

ルワンダ産コーヒーを世界に(2018年夏号)

 コーヒーが代表的な輸出産品でありながら、国際市場ではまだまだ知名度の低いルワンダ。高いポテンシャルを秘めたこの地で、世界に誇る特産品を育てようと尽力する日本人専門家がいる。彼の名は川島良影。コーヒーに携わる人で、彼を知らない人はいない。川島はJoséの愛称で、世界のコーヒー産地でもすっかり有名人だ。もちろん、日本から遠いこのルワンダのコーヒー産地でも。

シルク・ドゥ・ソレイユで舞うシンクロ五輪メダリスト(2018年春夏号)

 北尾スペンドラブ佳奈子氏は20歳でシンクロナイズドスイミング(現在の公式名称は「アーティスティックスイミング」)日本代表に選出され、1日10時間におよぶ厳しい練習を乗り越え、2004年アテネ五輪の団体で銀メダルを獲得した。翌年モントリオール世界水泳でも銀メダルを獲得し、周囲からは次の五輪での金メダルが期待されたが、代表生活4年で引退を表明する。

シニア世代をICTの世界に導く、80代のゲームアプリ開発者(2018年春夏号)

 「アップル社のティム・クックCEOは気さくにハグをしてくれて『私はあなたから大きな刺激をもらった』と言ってくださいました。私は『シニアのためiPhoneをより使いやすくしてほしい』とお願いしたんです。シリコンバレーの人たちは性や人種の多様性には熱心ですが、私のようなおばあさんたちは見落としてきたんじゃないかしら?」
そう楽しそうに語る若宮正子氏は、83歳のiPhone用ゲームアプリ開発者だ。

日露を結ぶロシアバレエへの愛(2018年ロシア号)

 ロシア・モスクワのボリショイ・バレエで、外国人初の正団員、そして第一ソリストとして活躍した岩田守弘氏が、ロシアバレエと出会ったのは9歳の時。最初はビデオを通してだった。「さまざまな国のバレエを観ましたが、目を奪われたダンサーは皆ロシア人ばかり。今にして思えば、子どもながらにロシアバレエ特有の豊かな感情表現に感じ入っていたのかもしれません」

アフリカの農業を支える日本人エキスパート(2018年春号)

 多くのアフリカ諸国にとって、農業の発展は国の発展に直結する。しかし現地では、農業に関する高度な知識を持つ機関や人材が乏しく、農業生産性が伸びず、食糧供給を輸入に頼るといった問題が生じている。2016年8月の第6回アフリカ開発会議(TICAD Ⅵ)において、各国の首脳から日本に対して農業分野へのさらなる協力要請が寄せられた。この会議をきっかけに2018年5月から派遣されている専門家の一人が、農業分野で幅広い知見を持つ児玉広志氏だ。

難民の生きる力を支え、コミュニティーの自立を目指す(2018年冬号)

 JEN(Japan Emergency NGO)は1994年、内戦状態に陥ったユーゴスラビアで緊急人道支援を行うために発足した日本の国際NGOだ。高校時代から国際NGOの活動に参加した黒木明日丘氏は、2014年からJENに加わり、現在は事務局長としてヨルダンやイラク等での支援活動に従事している。

日本人建築家が目指す、人と環境が調和する建築(2017年秋冬号)

 近年、世界の建築分野で、日本人建築家の活躍が目覚ましい。世界中の芸術作品を閲覧できるオンラインサイト「Artsy」が「アートの見方を変える建築家」という記事で選出した15人の中に、日本人の建築家3者が含まれていた。その中で、安藤忠雄氏、建築事務所SANAAと共に名を連ねたのが、森俊子氏だ。

オートファジー研究が開く医学の新境地(2017年秋号)

 オートファジーの仕組みを解明した功績により、東京工業大学の大隅良典博士が2016年のノーベル生理学・医学賞を受賞した。オートファジーの「オート」はギリシャ語で「自分自身」、「ファジー(ファゲイン)」は「食べること」という意味で、「細胞内リサイクルシステム」とも呼ばれる。

柔道家が切り拓く平和交流の道(2017年ロシア号)

 今なお最強の柔道家の一人として挙げられる、山下泰裕氏。引退後、彼は後進の育成にあたりながら、柔道を通じた国際交流の活動に力を入れてきた。

「シリコンバレーから世界へ」女性起業家の夢の実現を支援する ~CNN「10人のビジョナリーウーマン」に選ばれた女性実業家~(2017年夏号)

 起業家を支援する「アクセラレーター」は世に数多くあるが、堀江愛利氏がシリコンバレーで運営するアクセラレーター「Women’s Startup Lab」は他と少し異なる。女性起業家に特化した合宿型トレーニングとサポートプログラムを提供しているが、なぜ彼女は女性に特化することを思い付いたのだろうか。

日本発祥の「置き薬」でアフリカ奥地の医療改善を目指す(2017年夏号)

 富山県で生まれ、320年以上の歴史をもつ伝統的な薬の販売方式の「置き薬」。この仕組みをアフリカに導入し、十分な医療体制が整っていないタンザニアの奥地の村へ薬を届けているのが、薬剤師の町井恵理さんが設立したNPO法人「(アフリメディコ)」だ。

日本の車椅子メーカーが作る「勝利を呼ぶ車椅子」(2017年春夏号)

 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が近づくにつれ注目が集まる障がい者スポーツ。テニスや陸上競技などのパラリンピック競技の成績を左右する競技用車椅子は、選手たちに欠かせない道具だ。競技用車椅子の製造やパラアスリートのサポートを20年以上にわたって続けてきた日本の車椅子メーカー、オーエックスエンジニアリング社長の石井勝之氏に話を聞いた。

『日本料理』の心を世界に伝える料理人 (2017年春夏号)

 2013年12月、「和食;日本人の伝統的な食文化」がユネスコ無形文化遺産に登録された。これを契機に、ほとんど油を使わない健康的な日本料理が世界各国で注目を集めている。ヨーロッパで日本食ブームを牽引しているのはフランスだ。フランスでの日本料理の普及には、25年にわたって名門調理師学校フェランディの講習会で日本料理の真髄を伝えてきた小山裕久氏の貢献がある。

一人の女性の学校設立の努力がアフリカで実を結ぶ(2017年春号)

 アフリカ大陸のモザンビークとマラウィには、親の病気や貧困といった家庭の事情で教育を受けられない子どもたちのための小さな学校がある。その学校を建てたのは、日本から来た一人の女性、栗山さやかさん。アフリカで活動を始めて10年になる。

iPS細胞技術が加速させる医学の発展(2017年春号)

 事故や疾病などにより失われたり機能不全となった臓器や組織の働きを、細胞や組織などを移植することで改善させる再生医療。その切り札として期待されるのが「iPS細胞」だ。2006年、山中伸弥教授は世界で初めて作製に成功し、その功績から2012年にはノーベル生理学・医学賞を受賞した。