第2回東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会推進本部会合での総理挨拶

 先ほど、オリンピック・パラリンピック大会に向けた、政府の基本方針を決定しました。
 この方針に基づき、国民総参加による『夢と希望を分かち合う大会』の実現、そして、次世代に誇れる『レガシー』の創出のため、大会準備を加速させる必要があります。
 中でもセキュリティは重要です。パリやアンカラ、また、ロシア旅客機の悲惨なテロは、世界に衝撃を与えました。
 選手や観客、国民の安心安全のため、政府を挙げて、テロ対策・サイバーセキュリティ対策に万全を尽くします。
 パラリンピックについては、史上最大の参加国数を実現し、ユニバーサルデザインによる共生社会への弾みとします。
 さらに、大会が『復興五輪』として、被災地の復興の後押しとなるとともに、2020年に向け、多様な日本文化の魅力を、国内外に発信してまいります。
 また、大会は、健康増進に取り組む弾みとなるものであり、大会に向け、受動喫煙対策を強化してまいります。
 ラグビーワールドカップ2019についても、しっかりと準備を進めていく必要があります。
 閣僚の皆さまには、組織委員会、東京都、関係自治体と密接な連携を図り、オールジャパンで大会を成功に導くよう、さらに尽力をお願いいたします。