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「海の日」を迎えるに当たっての内閣総理大臣メッセージ

平成20年7月18日


 我が国は、四方を海に囲まれ、古くから物資の輸送や食糧の確保などで海の恩恵を受けながら発展してきました。今日、気候変動などの地球環境問題への対応や資源利用のニーズが高まる中で、海の役割はこれまでにも増して重要になっています。


 一方我が国は、海洋・沿岸域の環境汚染、海洋資源の乱獲、海難事故の発生、海上テロの脅威、海底エネルギーや鉱物資源をめぐる近隣国との問題など、海にかかわる深刻な課題に直面しています。


 海に守られ発展してきた日本は、こうした問題に真正面から向き合って対処し、海を守る日本へと変革を遂げていかなければなりません。


 昨年は海洋基本法が成立し、国を挙げて広範にわたる海洋政策を総合的・戦略的に推進する体制が整備されました。我が国は国際的協調を軸に、環境保全との調和を図りながら、海洋の平和的かつ積極的な開発・利用を進める新たな海洋立国日本へと大きく歩みだしました。


 私は、本年3月に国民の皆様の意思を反映して決定された海洋基本計画の推進に積極的に取り組み、我が国が海洋に関する国際協調の先導的役割を果たすとともに、経済社会の発展と国民生活の安定向上を図り、海洋と人類の共生に貢献し、平和で美しい海を次世代へ引き継げるようにリーダーシップを発揮してまいります。


 そして、国民の皆様がそれぞれの立場で新たな海洋立国日本の実現に参画していただけるよう、海に対する理解と関心を深めていただくための取組みを充実してまいります。


 私は「海の日」が、国民の皆様が海の恩恵に感謝し、海の大切さを改めて考える機会となることを切に希望いたします。

内閣総理大臣・総合海洋政策本部長 福田康夫