総合科学技術会議

科学技術基本計画の概要

第1章 基本理念

1.科学技術を巡る諸情勢

(1) 20世紀を振り返って

(2) 21世紀の展望

2.21世紀初頭に我が国が目指すべき国の姿と科学技術政策の理念

◇「知の創造と活用により世界に貢献できる国」 −新しい知の創造−

◇「国際競争力があり持続的な発展ができる国」 −知による活力の創出−

「安心・安全で質の高い生活のできる国」 −知による豊かな社会の創生−

* 3つの国の姿の実現に向けた留意点

3.科学技術政策の総合性と戦略性

(1) 科学技術を総合的、俯瞰的に展望し、社会や自然環境との調和を推進。

(2) 科学技術は尽きることのない知的資源であり、その振興は、未来への先行投資。研究成果が社会や産業活動に速やかに還元され、次の投資につながりさらに大きな成果を産んでいくダイナミックな循環システムを構築。

(3) 科学技術の両面性を踏まえて、「社会のための、社会の中の科学技術」という認識の下、科学技術と社会とのコミュニケーションを確立。

(4) 知の革新を図るため、総合科学技術会議は、政策推進の司令塔として、重要分野、研究基盤への計画的投資、厳正な評価とそれに基づく資源の効果的・効率的配分の考え方を示すとともに、その実行に当たり使命を果たす。

4.科学技術と社会の新しい関係の構築

 「社会のための、社会の中の科学技術」という観点から、科学技術と社会との双方向のコミュニケーションを図るための条件を整備。
 研究者、技術者、ジャーナリストに加えて、人文・社会科学の専門家も、双方向のコミュニケーションを図るため、重要な役割を担う。

5.政府の投資の拡充と効果的・効率的な資源配分

◇平成13年度から17年度までの政府研究開発投資は総額約24兆円必要。
(前提:対GDP比1%、GDP名目成長率3.5%)

◇毎年度の投資は、財政事情等を勘案し、研究システム改革や財源確保の動向等を踏まえて検討。

◇研究開発投資の重点化・効率化・透明化を徹底し、研究開発の質を向上。

第2章 重要政策

1.科学技術の戦略的重点化

◇基礎研究の推進

◇国家的・社会的課題に対応した研究開発の重点化
 以下の4分野に対して、特に重点を置き、優先的に研究資源を配分:

  1. ライフサイエンス分野:疾病の予防・治療や食料問題の解決に寄与
  2. 情報通信分野:高度情報通信社会の構築と情報・ハイテク産業の拡大に直結
  3. 環境分野:人の健康、生活環境の保全、人類の生存基盤の維持に不可欠
  4. ナノテクノロジー・材料分野:広範な分野に大きな波及効果を及ぼす基盤
以上の4分野に加え、エネルギー、製造技術、社会基盤、フロンティアの4分野においても、国の存立にとって基盤的で、国として取り組むことが不可欠な領域を重視して推進。

◇急速に発展し得る領域への対応

2.優れた成果の創出・活用のための科学技術システム改革

◇研究開発システムの改革

◇ 産業技術力の強化と産学官連携の仕組みの改革

◇優れた科学技術関係人材の養成とそのための科学技術に関する教育の改革

◇科学技術活動についての社会とのチャンネルの構築

◇科学技術の倫理と社会的責任

◇科学技術振興のための基盤の整備

3.科学技術活動の国際化の推進

◇世界に向けて国際協力プロジェクトを提案し実施(地球規模の問題解決や国際的な取組が必要な基礎研究)

◇国際的な情報発信力能力の強化

◇国内の研究環境の国際化

第3章 科学技術基本計画を実行するに当たっての
総合科学技術会議の使命

◇運営の基本

◇重点分野における研究開発の推進

◇資源配分の方針

◇国家的に重要なプロジェクトの推進

◇重要施策についての基本的指針の策定

◇大規模研究開発プロジェクトや各府省の施策の評価

◇ 科学技術基本計画のフォローアップ