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鳩山総理から各省事務次官への訓示
日 時 : 平成二十一年九月十八日(金)
於 : 官邸4階 大会議室 お集まりの事務次官のみなさん、改めて、内閣総理大臣になりました鳩山でございます。どうぞよろしくお願いを致します。 事務次官の皆様方には、日々、国民のため、国家のために、お尽くしを頂いておりますことを、心から敬意と感謝を申し上げたいと思っております。本当にありがたく思います。 私の私事でありますが、親父の話を申し上げますと、親父も大蔵事務次官を致したことがございまして、亡くなるまで、そのことが人生における一番の誇りだったと思います。その後、親父は国会議員にもなりました。しかし、国会議員に対しては、必ずしも尊敬す る主体と思っていなかったように思います。私はそのことが、親父のその思いが、今の日本の病巣だと思っています。どういうことかと言いますと、必ずしも政治家が尊敬される主体になっていないということであります。これは長期の自民党中心の政治というものがもたらしたものではなかったかというふうに思います。 本来、国民の皆様方の負託を受けて、投票によって選ばれているのが政治家でございますし、その意味では政治家の皆さん方が国民の意思というものをしっかりと受け止めて、民意というものを反映させる政治を機動的に行わなければならなかったことは言うまでもありません。それがいつの間にか、まさにいつの間にかでありますが、長期政権の中であぐらをかいてしまう。その実態の中で、優秀な官僚の皆さん方に、様々なことを丸投げをしてしまう。自分たちはポスト争いでもしていれば良いんだと。そのような政治が国民の皆様方に必ずしも信頼をされなくなった大きな原因であったと、私はそう思っております。したがって、123年続いております事務次官会議を廃止を致しますことは、決して官僚たたきだと、ぜひそのようには思わないで頂きたい。むしろ、政治が、政治家が一本立ちしていく、政治主導、政治家が国民の皆さんの民意に沿った政治を行うために、当たり前のことを行う第一歩なんだと、そのようにぜひともご理解を頂きたい。私どもの、官僚の皆さん、特にトップになられておられる事務次官の皆さん方に対する尊敬の気持ちは、変わりません。むしろ、私どもがもっと指導力を発揮して、民意に沿った政治を、行政を行って頂くために、皆様方の優秀な頭脳を100%使いきって頂きたいと考えているところでございます。 いろいろと私どもも試行錯誤がございます。おかしいんじゃないかなと、皆様方から見て思われることもあろうかと思います。そういう時にはどうぞご指摘を頂いて結構でありますが、ぜひ民意に沿った政治を行っていくために、もっともっと、政治家がしっかりしなければいけないんだと。その第一歩をようやくヨチヨチ歩きでも歩き始めている、その姿を皆様方にもお認めを頂いて、皆様方の優れた才能を、国民の皆様方のために、十分に発揮をして頂きたいと思っております。 事務次官会議が一切なくなったということだけが伝わっておりますが、しかし当然の事ながら、いろんな企業においても、企業のトップが責任を持ってさまざま判断をして、それを記者の皆様方に発表をするのが当然のことだと思っております。しかしながら、専門的な事柄に関して、必ずしもトップが熟知していないこともあろうかと思います。そういう時には、ぜひ国民の皆様方の生命や財産を守るために、ぜひ皆様方の才能を発揮していただくためのさらなる何らかの形での意思表示は大いに行って頂いて結構でございます。大臣の下で、必要なことに関しては国民のために、ぜひお尽くしを頂きたい。必要に応じて、記者の皆さん方に、いろんなデータ、思いを述べていただくことも、当たり前のことだとも理解をしております。定例の記者会見などは、定例にやるということ自体はお止め頂きたいということを申し上げていることでございますので、そのところも、お含みおき頂ければと思っております。これからぜひ、皆様方とともに、政治がもっと国民の皆様方に信頼されるように、努力を傾注してまいりますので、どうぞ皆様方の思いも、また仕事も、さらにしっかりとがんばっていただきますように、心からお願いを申しあげて、長くなりましたが、私から皆様方への思いを伝えさせていただきました。どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございます。 |