地震にそなえよう
 9月1日は「防災の日」。今から78年前の1923年(大正12年)に関東大震災(かんとうだいしんさい)がおきた日なんだ。東京や神奈川など関東地方の南部を中心に、建物がこわれるなどの被害(ひがい)のほかに、その後の火災で、多くの人がなくなったんだよ。防災の日は、関東大震災のことを忘れずに、防災の意識(いしき)を高めようと1960年につくられたんだ。毎年、各地で防災訓練(ぼうさいくんれん)が行われるよ。


地震をおこすなまず
阪神・淡路大震災から6年
 君たちは、地震などの災害にそなえて、準備はしているかな? 6000人以上がなくなった阪神・淡路大震災(はんしん・あわじだいしんさい)から6年。君たちのなかには、どんな地震だったかよく知らないという人もいるかもしれないね。知っていても、地震のおそろしさを忘れてしまっている人もいるかもしれない。
 阪神・淡路大震災は、1995年1月17日午前5時46分、兵庫県南部(ひょうごけんなんぶ)をマグニチュード 7.3、震度7の大地震がおそったんだ。建物や高速道路、鉄道、港などがこわれ、水道 やガス、電気なども使えなくなってしまったんだ。家を失った多くの人たちが仮設住宅(かせつじゅうたく)やひなん所で長い間生活をしたんだよ。
 阪神・淡路大震災の話をきいたり、思い出したりして、地震のおそろしさをもう一度考えてみることが大切だよ。

地震はいつおきるかわからないの?
 「天災は忘れたころにやってくる」ということわざをきいたことがあるよね。とくに地震の場合、いつおこるか正確に知ることはとてもむずかしいんだ。阪神・淡路大震災も、残念ながらわからなかったんだ。でも、いつ地震がおきてもあわてないように、大地震がおきたらどうしたらいいか、日ごろから準備をしたり、家族でよく話し合っておくことが大切だよ。

阪神・淡路大震災で学んだこと
 阪神・淡路大震災では、なくなった人のうち、約8割の人が、建物がたおれて、その下じきになったことが原因だったんだ。だから、いつ地震がおきてもいいように、家を地震に強くするとか、たおれると危ないものを寝室に置かない、などといった準備が大事になってくるんだよ。

君たちにもできること
 災害にそなえて、君たちにもできることはあるよ。地震や災害についての本をよんだり、話を聞いたりして、正しい知識を勉強しておくことが、大切だよ。それに、災害がおきたらどうしたらいいかを、実際に体験しておくことも重要なことなんだ。地震や火災などの災害を擬似体験(ぎじたいけん=本当ではないが、よくにたたいけん)して、災害のおそろしさやいざというときのひなん方法などを学習できる施設(しせつ)もふえているので、一度、たずねてみよう。また、地域の消防署などがおこなうひなん訓練などに参加するのも、重要なことだよ。



消防士の話をきく子供達
もしも、地震がきてしまったら・・・
突然、地震がおきたら、まず自分の身を守ることが大切。いざというときにどうしたらいいかおぼえておこう。

1.まず、身をまもろう
丈夫なテーブルや机などの下にもぐったり、ざぶとんなどで頭を守ろう。たおれやすい家具のそばからはなれよう。外出中は、かばんなどの持ち物で、落ちてくるものから頭を守ろう。

2.すぐ、火を消そう
小さなゆれでも、火を消す習慣(しゅうかん)をつけよう。

3.窓や戸をあけよう
地震でドアがゆがんで、あかなくなることがあるので、地震がおきたら、窓や戸をあけよう。

4.あわてて外にとびださない
地震のとき、あわてて外に飛び出すと、かわらや窓ガラスなどが落ちてきて、けがをすることがあるから、おちついて行動しよう。

5.室内のわれたガラスに気をつけよう
われたガラスでけがをしないように、スリッパやくつをはこう。

6.家族の安全を確認(かくにん)したら、となり近所の安全も確認して、助け合おう。


机の下に避難する女の子


7.火がでたら、すばやく消火しよう。
もし、出火してしまっても、1〜2分ぐらいなら消火器で消せるはず。日ごろから消火器の使い方を学んでおこう。でも、火が大きくなってしまったら、近所の人たちに声をかけて、協力して消そう。

8.ひなんのまえに電気のブレーカーを切り、ガスのもとせんをしめよう。
電気やガスは火事の原因になるよ。ひなんの前に必ず安全確認(かくにん)をしよう。

9.門やへいにちかよらない。
ブロックべいやがけ、たおれている電柱やたれさがっている電線など危険なところからはなれよう。

10.正しい情報を知ろう。
ラジオやテレビ、消防署・区市町村などからの情報をえるようにしよう。携帯(けいたい)ラジオをそなえておこう。

消火をする男の子
家族で話し合おう
大地震がおきたらどうするかを家族で話し合い、準備をしておこう。

家族のれんらく方法
家族がそれぞれ出かけている時に、地震がおきることもあるので、家族のれんらく方法を話し合っておこう。自宅にはりがみをして、どこにひなんしているかを知らせたり、 遠くの親せきなど、れんらくするところを決めておいたりする。
家族

ひなん場所と道順
ひなんするときは、どこにひなんするか決めておこう。ひなんする場所をきめたら、 どうやってそこにいくかを考えておこう。
避難場所のチェック
持ち出し品をそろえておこう
地震がおきたら、水道、ガス、電気などが使えなくなることもあるんだ。自治体も食料や生活用品を備蓄(びちく)しているけれど、必要なときに必要なものが手に入るとはかぎらない。家族が3日間はすごせるだけの水、食料、衣類などを準備しておこう。

・飲料水 ・携帯ラジオ ・衣類 ・食料品 ・マッチやライター ・ローソク ・簡易(かんい)ガスコンロ ・貴重品 ・懐中電灯(かいちゅうでんとう) ・救急セット ・雨具 ・ちりがみなど。

これ以外にも、どんなことに注意したらいいか調べてみよう。


救急箱

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