![]()
(統計の日のポスター/提供・総務庁統計局)
「統計の日」って知ってる? 毎年、10月18日が「統計の日(とうけいのひ)」だということを知っているかな。今から約130年前の明治3年9月24日、政府(せいふ)が「府県物産表(ふけんぶっさんひょう)」をつくるために、全国に協力を呼びかけたのが日本の近代統計のはじまりなんだ。この日を今の暦(こよみ)になおすと、10月18日にあたるんだよ。
「府県物産表」というのは、明治政府が各地の農産物(のうさんぶつ)と工業生産物(こうぎょうせいさんぶつ)の生産高(せいさんだか)をもらさず報告(ほうこく)するように求めてつくった統計なんだけど、今の日本の統計のもととなっている重要なものでもあるんだ。当時は、今と違って交通機関も発達していなかったから、調査(ちょうさ)をした人たちは、全国を歩いてすみからすみまで回るなんて大変だったろうね。
ところで、統計をつくるには調査に応じてくれる人たちの協力がかかせないんだ。そこで、昭和48年からこの日を「統計の日」として、統計に対する理解と協力を求めているんだよ。
統計でどんなことがわかるの?
きみが住んでいる町の人口は何人? そのうち子どもの数はどのくらいかな。
このようなことは、5年に一度行われる国勢調査(こくせいちょうさ)をもとにした統計で知ることができるんだよ。国勢調査は、日本に住むすべての人について、性別、生年月日、職業などを調べて、人口や世帯(せたい)などの統計をつくる最も基本的な調査なんだ。この国勢調査によってつくられる統計は、国全体のデータはもとより、都道府県別(とどうふけんべつ)や地域別(ちいきべつ)のデータもつくられるんだよ。
このほか、全国の家庭の収入や支出についての統計をつくるための家計調査(かけいちょうさ)や、はたらく人々についての統計をつくるために労働力調査(ろうどうりょくちょうさ)なども行われているんだ。(国勢調査のマスコット・センサスくん/提供・総務庁統計局)
なぜ統計が必要なの? さまざまな調査をもとにつくられた統計は、私たちの身近な生活に生かされているんだよ。たとえば、高齢者の人口や一人暮らしのお年寄りがどのくらいいるかといった統計は、お年寄りのための福祉を、いつまでに、どんなふうに行えばよいかを考えるもとになるんだ。そのほか、道路や空港などの開発計画(かいはつけいかく)をはじめ、住みよい町づくりのための下水道や公園の整備、さらには、災害(さいがい)が起きたときのための防災計画(ぼうさいけいかく)にも利用されているんだ。 このほか、きみたちの社会科の教科書にのっているグラフのように、教育や研究などに利用されたり、民間会社(みんかんがいしゃ)の経営方針決定(けいえいほうしんけってい)の資料(しりょう)としてなど、さまざまな分野で幅広く利用されているんだよ。 このような調査の結果は、新聞やテレビで公表されたり、全国の図書館で見ることができるんだ。それから、総務庁統計局・統計センター(そうむちょうとうけいきょく・とうけいセンター)のホームページでも見ることができるよ。
![]()
統計の日のイベントがあるよ 毎年、全国の小、中学生から統計グラフを募集し、入選作品の展覧会も開かれることになっているんだ。きみたちも展覧会を見に行ったり、来年は統計グラフ全国コンクールに応募してみてはどうかな。
(第45回統計グラフ全国コンクールで特選を受賞した作品/提供・総務庁統計局)