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APEC(アジア太平洋経済協力会議)首脳会議に出席するため、メキシコのロス・カボスを訪れた小泉総理は、平成14年10月26日午前(日本時間27日未明)、首脳会議に先立ち、ロシアのカシヤノフ首相、米国のブッシュ大統領・韓国の金大中大統領とそれぞれ会談を行いました。
ロシアのカシヤノフ首相との会談において、小泉総理はモスクワの劇場占拠事件に触れ、犠牲者と家族に哀悼の意を表明。両者は、国際テロ撲滅に向けた連携強化について確認しました。また、北朝鮮の核開発問題について意見を交わし、開発計画の中止に向け両国が協調して対処していくことで一致しました。
続いて行われた日米韓首脳会談においても、北朝鮮の核開発問題を取り上げ、ウラン濃縮プログラムの撤廃を求めるとともに、同問題の平和的解決を目指すことで一致。北朝鮮に対し、迅速かつ検証可能な方法で核開発計画を撤廃し、日朝平壌宣言に従い、全ての国際的な義務の遵守を求める共同声明を発表しました。
APEC首脳会議初日の議論は、テロ事件の続発を背景にテロ防止策や北朝鮮の核開発問題、イラク情勢など安全保障問題に集中し、域内の安全な貿易拡大を確保するための船舶・航空・貨物の安全確保や、テロ資金の根絶、インタ−ネットによる情報交換の安全確保を促進する包括的な法整備など、具体的なテロ対策を盛り込んだ「反テロ声明」を採択。さらに、インドネシア・バリ島の爆弾テロやロシアの劇場占拠事件など、最近の一連の事件を個別に非難し、テロ根絶に向けた戦いを宣言する「特別声明」も同時に採択して、各国の結束を確認しました。席上、小泉総理は北朝鮮の核開発問題に言及し、「日朝関係にとどまらない大きな懸念だ。安全保障上の懸念を払拭させるよう国際間で協力しつつ、国交正常化交渉を進めたい」と述べ、北朝鮮の核開発問題解決に向け各国・各地域の協力を求めました。
首脳会議後、小泉総理はチリのラゴス大統領、インドネシアのメガワティ大統領との会談を行いました。
チリのラゴス大統領との会談では、経済問題について意見を交換し、アジア太平洋地域の経済活性化に向け、両国が引き続き協力していくことを確認しました。
続くインドネシアのメガワティ大統領との会談で小泉総理は、バリ島における爆弾テロ事件の犠牲者に対する哀悼の意を表明。両首脳はテロ対策について意見交換を行い、各国と連携してテロ対策を進める考えを確認しました。さらに小泉総理は、インドネシアの経済改革・人材育成などを支援するため、資金協力を行う考えを表明しました。
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