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第14回 テロ対策/元気な中小企業


平成16年3月20日放送

小泉総理ラジオで語る(第14回)の写真


 こんにちは、小泉純一郎です。


 総理、今日もよろしくお願いいたします。今年は、東京ではもう桜の花が咲き始めていますね。
 そうですね、今年の冬はいつもより、なんか暖かいですね。


 そのようですね。ところで、イラクでは自衛隊の皆さんが人道復興支援活動に当たっていますけれども、皆さん元気に活動していらっしゃるんでしょうか。
 はい、皆さんよく元気に頑張ってくれています。実は、先週のメールマガジンに先遣隊隊長としてイラクに行った、あの佐藤一佐にサマーワ便りを書いてもらったんです。


 私も読みました、ひげの佐藤隊長ですね。
 そうそう、ひげの隊長ですね。あの佐藤さんなんですが、メルマガでは、このように言っています。

 イラクの子どもたちや女性たちから「ヤバーニ、ヤバーニ」と明るく手を振って迎えられたこと、学校に行くと鉛筆やノートも十分にないことなどを報告しています。

 自分たちは日本国民の善意の代理者、実行者としてイラクで頑張っていることなども書いてくれております。いい報告でした。皆さん、是非読んでいただきたいと思います。


 そうですね。ところで、今度女性自衛官の方々もイラクに行かれるんですね。
 そうなんです。先週出発した陸上自衛隊の第二陣の中に11人の女性自衛官がいます。女性自衛官の皆さんは、「イスラム社会に気を配りながら人道復興支援に役立ちたい。」あるいは「自分たちの仕事いかんで、今後、女性自衛官の活躍の場も広げられると思うので精一杯頑張りたい。」と、このような抱負を語っています。

 医療や補給、対外調整など、さまざまな任務に当たってくれることになっています。イラクでは、女性に接するのには女性の方が安心でしょうね。


 そうですね。イラクの復興は進み始めましたけれども、一方で、マドリッドやバグダッドでテロ攻撃が続いています。
 はい、テロは本当にひどいもので卑劣だと思っています。何とかテログループは混乱をさせてね、イラクに安定したイラク人の政府ができることを阻止したいんですね。関係ない一般市民を殺しても平然としている。自分たちの目的を達成するためには手段を選ばない。こういう残忍なね、卑劣なテロリストに屈してはいけないと思います。

 テロに勝利はないんだということを示すためにも、世界各国が協力して頑張らなければいけないと思っております。


 日本もテロの対象になるということを言っているグループもあるようなんですけれども。
 まあこれはもう、脅して不安に駆り立ててね、イラクに安定した政権をつくらせない、イラクをテロの温床にしようとする一連の脅しです。とにかく、混乱させて国民に不安を与えたいというのがテロ組織の目的ですから、日本の国内でも警戒を強めています。国民の皆さんがテロを決して許さないんだという強い認識を共有することが、テロに対する一番の抑止力になると思っています。

 日本でも現在、鉄道の駅や車内の警備に当たる警察官を増やしたり、あるいはまた、トンネルや橋への巡回を増やしたり、警戒を強化しています。


 是非、よろしくお願いいたします。ところで話は変わりますけれども、総理は先週広島県の中小企業などを視察されたそうですけれども、いかがでしたでしょうか。
 大変勉強になりましたね。先週の土曜日なんですが、広島で頑張っている中小企業や厳島神社、原爆ドームなどを視察してきました。

 東広島で、精米機ですね、あのお米屋さんが使っている精米機なんですが、これをつくっている中小企業の技術には本当にびっくりしました。お米には、小さな石とか砂、あるいは虫、ガラスの破片などが混じっている場合があるんです。しかし、これを全部弾いて分けちゃうんですね。この汚れや虫や砂なんかが入ったお米をその機械に上からざーっと流して光センサーでチェックすると、一粒残らずこの異物が全部吹き飛ばされるんです。そしてきれいな精米されたお米が出てくるんですよ。

 こういう技術、お米とゴミとをきれいに分けてしまう、この技術で、今、世界の精米機の約90%のシェアをおさえているというんですね。


 一粒ずつ飛ばしてしまう、すごいですね。
 見ればびっくりしますよ。最近ではね、この技術を使って自動車のバンパーのリサイクルにも応用しているそうです。回収したバンパーから塗料などの異物を吹き飛ばしてしまって、リサイクルしやすいような再生できる部分だけを取り出すんだそうです。

 それから、熊野町というところにも行ってきました。熊野町は、日本の毛筆の80%をつくる筆の産地なんです。書道のね、日本列島の筆、どうやってつくるか御存じですか。


 どうやってつくるんでしょうか。
 あのね、筆の毛の部分ね、あれは馬や山羊(やぎ)、タヌキなど、いろんな動物の毛を混ぜ合わせてつくるんですよ。伝統工芸士の方のつくり方をね、じかに見せていただきました。非常に手間がかかりますよ。

 この技術を使って、現在、化粧用の筆をつくっている中小企業があるんです。「化粧筆」というんですよ。


 はい、私も使っています。
 あ、そう、私初めて見たんだけれどもね、あれを実際に使ってみると気持ちいいですね。特に、リスの毛でつくった化粧筆、ちょっとやってごらんなさい、で、やってみたの。触ったらあの柔らかさ、すごくよかったですよ。

 これを、パリを始め世界中に今、日本は輸出しているんです。歌舞伎役者あるいはハリウッドの映画俳優のメーキャップに、今はもう欠かせないものになっているそうです。化粧筆を使ってみてね、これだとお化粧は楽しくなるんじゃないかなと私は思いました。


 そうですね、何かついつい時間をかけてしまいそうですね。
 日本の経済はまだまだ厳しい状況ですが、中小企業の中には、このように世界で頑張っている方々がいるんだと思いましてね、本当に頼もしく思いました。

 頼もしいといえば、サッカーもそうですね。オリンピック出場が決まりました。よかったですね。是非、アテネで頑張ってもらいたいと思います。


 頑張ってもらいたいですね。
 来週からは、選抜高校野球も始まりますね。今、プロ野球もオープン戦が始まっています。更に、今月末にはアメリカメジャーリーグの開幕戦が東京で開かれるんですね。


 総理は、この開幕戦の始球式をなさるというふうに伺ったんですが。
 そうなんですよ。松井選手も来るでしょう、ヤンキース。ニューヨークの元市長のジュリアーニさんと一緒に始球式を務める予定になっているんです。


 楽しみにしております。
 楽しみですね。まあこれから、春に向かって、皆さんも元気に頑張ってもらいたいと思います。  それでは、さようなら。

※このメッセ−ジは、全国38局のラジオで3月20日(土)に放送されたものです。



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