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第16回 総理再訪朝


平成16年5月15日放送

小泉総理ラジオで語る(第16回)の写真


 こんにちは、小泉純一郎です。


 総理、今日もよろしくお願いいたします。拉致問題や核開発の問題など、北朝鮮との交渉が続いていますけれども。
 私は、来週の土曜日、5月22日に北朝鮮を再度訪問します。そこで、金正日(キム・ジョンイル)国防委員長と会談する予定です。2年前、2002年の9月17日でしたか、私が平壌(ピョンヤン)を訪れて金正日国防委員長と会談し、日朝平壌宣言を発表しました。この日朝平壌宣言というのは、核の問題、ミサイルの問題、そして拉致の問題を包括的に解決して、日本と北朝鮮との間の国交正常化の早期実現を進めよう、という合意文書なんです。

 その後、蓮池さん夫妻、地村さん夫妻、曽我さんの5人の拉致被害者の帰国が実現しました。

 現在、中国が主催して、日本、アメリカ、韓国、ロシア、そして北朝鮮の6か国が集まって、北朝鮮の核開発問題などを協議する、いわゆる六者協議が何回か開かれました。日本と北朝鮮の間でも、拉致問題や核の問題などを協議する日朝協議が何度か開かれました。

 私が北朝鮮を訪問してからもう1年8か月経ちますが、この間交渉はなかなか前に進みませんでしたが、何とかこの交渉を進めるよう努力を続けてきた結果、今回私が再度訪朝することによって、日本と北朝鮮との間の問題解決に前進が見られる可能性が高いと思い、再度訪朝することを決断しました。


 拉致被害者の御家族の方々は、帰国できるんでしょうか。
 これまで北朝鮮側は、日本に帰国した拉致被害者が北朝鮮に家族を迎えに来るべきだと言ってましたけれども、私はそんなことはしないと伝えてきました。

 今回の私の訪朝で拉致被害者の御家族の方々が帰国できるように話し合っているところなんです。

 5人の拉致被害者の御家族のほかにも、拉致されたまま生死がわからない方や、拉致された疑いのある行方不明の方もおられます。こういう問題の解決に向けて、引き続き粘り強く努力していかなければならないと思っております。


 北朝鮮との関係は、これからどうなっていくんでしょうか。
 まず、北朝鮮が国際社会の責任ある一員になることが北朝鮮にとっても国際社会にとってもいいことだと、そういうことを北朝鮮自身に理解してもらうことが何よりも大事だと思っています。

 そして、今、世界が注目している核の問題、ミサイルの問題について、国際社会が納得する形で解決し、拉致の問題の解決と合わせて包括的な解決を図ることが必要です。

 これが進めば、日本と北朝鮮との国交正常化への途が開かれてくると思います。このことは、2002年9月の日朝平壌宣言で合意されていることなんです。

 今回の私の平壌訪問を機に、北朝鮮との交渉を更に進めていきたいと思っています。そして、早期に北東アジア地域の平和と安定に資する形で北朝鮮との間の国交正常化を何とか実現したいと思っているんです。


 是非よろしくお願いいたします。

 ところで、総理は5月の連休の前後に、和歌山や北海道、そして都内の視察をなさいましたが、いかがでしたでしょうか。

 天気もよくてね、和歌山県の訪問もよかったですよ。ちょうどみどりの日だったんですね。「緑の雇用」といって、都会から家族と一緒に、「Jターン」や「Iターン」と言うんですか今、和歌山県内の山林のそばに引っ越して、下草を刈ったり、あるいは間伐をしたりと、森の緑を守る仕事をしている皆さんにお会いしました。皆さん、都会と違って自然の中で生き生きと頑張っていました。


 そうですか。
 また、連休明けには北海道に行ってきました。これも実に天気がよくてね、涼しいと思ったんですけれども、暑いくらいでした。空港のそばの乳牛を育てている牧場に行ったんです。一頭一頭の牛に万歩計を付けているんです。牛の運動量をチェックしているんです。それで牛の健康を保ちながら牛乳を搾っているんですね。牧場も随分ハイテクになっているんだなと驚きました。

 また、小樽では、お昼に地ビールと、お寿司を食べたんです。


 いいですね。
 このお寿司が実は冷凍のお寿司だったんですね。結構うまかったですよ。言わなければ冷凍ものだとは気が付かなかった。この会社では、お寿司を冷凍して世界各国に輸出しているんだそうです。


 お寿司も今や世界の食べ物になりましたね。
 そうですね。この冷凍お寿司は、イラクに行っている自衛隊の皆さんも食べているそうです。隊員諸君にも大変人気があるようです。


 そうなんですか。
 また、今週は都内のショールームに行って最新の家電製品を見てきました。「三種の神器」と言うでしょう、まあシンキとも呼びます。昔は確か白黒テレビと冷蔵庫と洗濯機、その後、カラーテレビ、クーラーとカー、いわゆる「3C」ですね。この「3C」というのがみんな欲しがっていたという時代がありました。だからシンキって言われたんでしょう。まあジンギと言う人もいます。では、現代の「新三種の神器」というのは何だか知っています?


 現代の「新三種の神器」、何でしょうか。
 薄型テレビとDVDレコーダー、それからデジタルカメラだそうです。薄型テレビは、これは畳一畳ぐらいの大きさなのかな、すごく薄くて、中はナノテク技術のかたまりだそうです。スピーカーシステムと合わせると、まるで映画館にいるみたいな気分になりますね。

 それから、携帯のテレビ電話というのもありました。便利になりましたね。


 そうですね。
 また、家庭で使う食器洗い機や生ごみ処理機も見ましたけれども、これ静かなブームだそうですよ。電気や水を節約する環境にやさしい製品が次々に出てきています。家の屋根の上に置けるような小さな風力発電機も出てきましたね。

 よく、日本は中国や東南アジアに追い上げられて心配だという話を聞きますが、こういう電気製品の心臓部は、日本の技術が世界一だそうです。頑張ってほしいと思いますね。

 便利なだけでなくて、元気が出る話を聞かせてもらいましたよ。


 本当にすばらしいお話ですね。総理、今週もそろそろ時間になってしまいました。
 早いものですね。

 また次は、6月の第3土曜日、19日にお目にかかりましょう。さようなら。

※このメッセ−ジは、全国38局のラジオで5月15日(土)に放送されたものです。



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