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第20回 『やればできる』は魔法の合いことば


平成16年10月16日放送

小泉総理ラジオで語る(第20回)の写真


 こんにちは、小泉純一郎です。


 総理、今日もよろしくお願いいたします。総理は、今週日曜日にベトナムから帰っていらっしゃいまして、休む間もなく火曜日から臨時国会と、相変わらずお忙しい毎日でいらっしゃいますね。
 そうですね。今週の12日の火曜日から臨時国会が始まったでしょう。毎日、本会議での演説と代表質問。来週からは、予算委員会の審議が始まります。


 所信表明演説では、「『やればできる』は魔法の合いことば」という言葉を引用していらっしゃいましたが。
 そうね。あの「『やればできる』は魔法の合いことば」というのは、夏休みで高校野球をよく見ていたんです。そうしたら、愛媛県の済美(さいび)高校かな、活躍しましたね。最後は、決勝戦で北海道の苫小牧に破れましたけれども、あの校歌を聞いていて、新鮮な驚きを感じたんですよ。「『やればできる』は魔法の合いことば」、「これはいい言葉だなあ」と思っていたんです。


 それで所信表明演説で使おうとそのときお思いになったんですか。
 いや、そのときはもう全然そんなこと思っていませんでした。「ああ、頑張っているな」という感動していた気持ちが多かったです。で、所信表明の演説を検討しているうちに思い出したんです。「何かやっぱり元気づけるような思いを国民が持った方がいいな」ということを考えているうちに、ふと思い出したんです。

 私が3年前に総理大臣に就任したころは、もう経済も停滞していましたから、「日本経済はだめだ」とか、悲観論が強調されていたんですね、「日本人はだめだ」という。最近ようやく悲観論がなくなってきて、オリンピックでもパラリンピックでも、日本選手が活躍してね、「ああ、日本人も立派に活躍しているなあ」と。大リーグでも、イチロー選手、松井選手、そして、各外国へ行っても、日本人、日系人、現地の厳しい環境に負けないで、現地に溶け込んで頑張っていますね。

 だから、現地の人から、「日本人なら信用できる」と、「日本の企業ならいいものをつくってくれる」と。非常に信用があるんですよ。日本では悲観論ばかり言われているけれども、外国に出ると日本人の活躍が評価される。青年海外協力隊、発展途上国に行って、その国の人々のために大活躍していますね。

 そういう悲観論から何も生まれなくて、「日本人もやればできるんだ」と、「評価されているんだ」と、「ピンチにもめげず頑張った方がいい」と、そういう気持ちを込めて、あの言葉を使ったんです。


 そうなんですか。

 ところで、総理、日曜日まで行っていらっしゃいましたベトナム、いかがでしたでしょうか。

 これは、2年に1回、ASEMという会議があるんです。ASEMというのは、アジア・アンド・ヨーロッパ・ミーティング(ASia and urope eeting)という、この頭をもじってASEMという、アジアとヨーロッパの38ヵ国が参加する会議なんです。これから、アジアとヨーロッパ、ますます友好関係を深めて協力していこうと、そういう会議です。


 私たちも先月の放送の収録でブラジルにまいりましたけれども、総理は海外に出張している間も本当にお忙しいですよね。
 そうですね。特に海外の会議は首脳はみんな忙しいでしょう。だから、朝からずっと会議、会議の連続なんです。昼食も食事しながら会議なんです。夜もこれまた食事しながら会議なんです。ワーキング・ランチとか、ワーキング・ディナーと言うけれども、食べることに専念できなくて。で、人数が多いでしょう、三十数名もいますから。全部発言したら時間が足りない。どこで自分が発言するか、タイミングが難しいんです。

 あとはね、会議の合間には街に出て、街の様子がどうなっているかと、車からですけれども見る機会があったんだけれども、ベトナムというのは、今、オートバイが多いんです。それで、オートバイが何台も、2列、3列、4列、5列、だーっと走っているんです。


 道いっぱいに。
 道いっぱい。ところが、日本だとせいぜい2人乗りでしょう。ところがベトナムはそうじゃないんですよ。3人乗り、中には4人乗り。


4人乗りはすごいですね。
 よくパンクしないなと思って感心するんですけれども、前に子ども、後ろの座席ではまた子どもと、よくあれで事故が起きないなと心配しているんですけれどもね。でも、それだけ活気が感じられますね。

 ベトナムの国民は、非常に勤勉だそうです。教育にも力を入れていますから、私はASEANの中で、ベトナムはこれから大いに発展すると思います。

 中でね、日本語を勉強している中学生、高校生が増えてきて、学校でも日本語を教えている中学校があるんですよ。日本人も、今、観光客が多いでしょう。日本との交流を大事にして、これから日本語を学ぼうという、そういう中学生にも会いましたよ。だから、今後、日本との交流というのは、ますます発展していくと思いますね。

 まだ、30年、40年前の日本の状況かな。しかし、将来発展の可能性のある国だと思っていますから、日本語を学ぶ生徒も、これから日本とベトナムの架け橋になってくれると期待しています。


 ベトナムと言いますと、今、日本の女性の間では、ベトナムの雑貨ですとか、お料理が人気ですけれども、お食事はいかがでしたでしょうか。
 私は、日本人に合うと思いますね。おいしかったですよ。ラーメンみたいなね、うどんというのかな、フォーという麺類ですね。さっぱりしておいしかったです。春巻という中華料理があるでしょう、あれを揚げていない生春巻というのかな。それから御飯。御飯も香りのある御飯なんです。だから、ベトナムは、お米も自給できる、油も自給できる、資源もあるんですね。そういう点でも、これから大変日本にとっても大事な国だと思っております。


これからもベトナム料理を召し上がって、臨時国会、是非頑張ってください。
 そうですね。「やればできる」、この合いことばを胸に、これからも改革を進めていきたいと思います。


 総理、今月もそろそろ時間が来てしまいました。
 また、来月ですけれども、来月はチリに会議に行くんですよ。APECと言って、アジアと太平洋を結ぶ会議があるんです。この放送をするころはチリへ向かう飛行機の中ではないかと思いますが、またお会いしたいと思います。よろしく。

※このメッセ−ジは、全国38局のラジオで10月16日(土)に放送されたものです。



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