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第38回 通常国会を終えて平成18年6月17日放送
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| こんにちは、小泉純一郎です。 |
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総理、今日もよろしくお願いいたします。
ところで、総理、昨日で1月から続いていた国会が終わりました。振り返ってみていかがでしょうか。 |
| そう、長いような気がしましたけれども、終わってみればもう6月。6か月、短いような気もしますね。しかし、この国会は行政改革終わりなし、改革に小休止なしということで、行政改革推進法案、これが最重要法案でしたけれども、これも成立して、これからも民間にできることは民間に、地方にできることは地方に、いわゆる簡素で効率的な政府、小さな政府を目指して努力しないと、将来増税を大きくしなければなりませんよと。そういう改革を進めていく、そのような法案をよく審議した国会でしたね。 |
| ─ | 一昨日、木曜日には参議院の予算委員会がありましたけれども、そこでの国会答弁が、小泉総理にとりまして、総理として最後の国会答弁になったということですが。 |
| そうですね。随分国会に出席して、質問に答えて答弁したんですけれども、よく調べてみると、世界の首脳、大統領、首相の中で、日本の首相ほど国会に出席している首相はないんです。 |
| ─ | そうなんですか。 |
| 出席回数も、それから答弁時間も世界最多・最長、日本の首相ほどさまざまな委員会に出て、あるいは本会議に出て、野党の、あるいは与党の質問に答えて答弁している首脳は世界にないんです。 |
| ─ | それは存じませんでした。 |
| しかし、この5年間いろいろ答弁してきましたけれども、日本の国会というのは自民党から共産党までいろいろ政党がありますけれども、実に国民各層、さまざまな意見を反映していると思いました。政党が違うし、意見も違うでしょう、かなり民主主義も進んでいるなと、先進国だなということを実感しました。 |
| ─ | 国会では、いろいろ難しい質問も多かったのではないかと思うのですけれども、私たちはテレビなどで拝見するだけなんですが、実際にその国会答弁されるときというのは、どういった感じなんでしょうか。 |
| 私は、いろいろ質問を受けていますけれども、一番大事なことは分かりやすく答弁しようと。国会の質問というのは専門家が多いから、詳しく聞こうとするんです。専門用語をよく使うんです。自分たちの勉強をしている人だけ、知識のある人だけやり取りするでしょう。実際、国民はさまざまな問題に対して専門的な知識がない方が多い。専門的な知識をいかにかみ砕いて、分かりやすく答弁するように心がけました。 |
| ─ | その長かった国会がようやく終わりまして、これからは総理はどういうことに力を入れていかれるのでしょうか。 |
| 今後の課題もこれから進めていくことも、今までやってきたことと方針はそう変わらないと思っております。まず、景気を回復させるということ。経済を活性化させるということ。それと無駄な部分を省いていく、不必要な部分はなくしていく、必要な部分に予算を付けていく。今、借金ばかり多過ぎて、財政再建も大事でしょう。これは今後ともどの政党が政権を担当しても、どういう方が総理になっても大事な避けられない課題ですね。 |
| ─ | 財政再建といいますと、これから更に予算の削減などの改革を続けていかれるということでしょうか。 |
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これは、財政再建というとみんな総論賛成なんですけれども、はっきり言うともっと予算を減らせと、今、さまざまな部分に予算を付けてます。お金を付けています。これを減らすか、今たくさん借金しておりますから、借金を減らすとなると両方とも嫌がることです。予算を減らすことは、自分の関係のある予算を減らされるということは全部反対します。借金を減らしなさいということは賛成だけれども、借金を減らすといったら増税ですね。これも反対ですね。これが非常に難しい。だから、民間にできることは民間に任せていこうということですね。
それから、国から地方へも、国がやらなくても地方にできることは地方に特色を出そうと、こういう方針で、できるだけ国の仕事を減らしていこうということは、公務員も少なくて済む、税金使う部分も少なくて済むのではないかということで、国がやるべき仕事、地方や民間がやってもいい仕事、この仕分けがこれからもますます重要になってくると思いますね。 削るということは、みんな賛成なんだけれども、自分のところ以外を削ってくれと言うのだから。お医者さんにしても、年金にしても、お医者さんにかかるのも負担が軽い方がいい、年金も多い方がいい。しかし、これは税金と保険料を負担しているんですから、その辺をどれが適切かというのは、非常にこれからも難しい問題だと思っています。 |
| ─ | そうですね。自分のところは減らさないで増やしてほしいという意見は多いでしょうね。 |
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政権政党としては、そういう要望を実際の予算で示さなければなりませんから、甘いことばかり言えない。それで国民の理解を得なければならない。これから大変厳しい課題に取り組まなければならないと思いますね。
これからも、国会が閉会しても、来年度予算の骨格、基本方針を決めなければならないから忙しいんですよ。 |
| ─ | 大変そうですね。 |
| それに外交もあります。今月下旬には、カナダとアメリカを訪問します。 |
| ─ | ワシントンでは公式晩餐会が開かれるということですが。 |
| そう聞いていますし、そういう予定がありますけれども、これが終わると7月にはロシアのサンクトペテルブルグでG8サミット会議があります。外交というと、私が外国に行くだけではなくて、外国の首脳もたくさん来ますよ、最近は。そういう対応もしっかりやらなければなりません。 |
| ─ | お忙しそうですね。ところで、総理、明日はワールドカップサッカーの日本の第2戦クロアチアとの試合がありますが。 |
| 先日のオーストラリアの試合は残念だったな。手に汗を握るね、あれ。緊張しながら応援していたんだけれども、これで勝ちそうだと思った途端、最後にやられてしまったでしょう。 |
| ─ | くやしかったですね。 |
| 残念だったよ、最後まで気を抜けませんね。これからクロアチア戦ですけれども、負けた試合、気分を変えて、切り替えて頑張って勝ち抜いてもらいたいですね。 |
| ─ | そうですね。総理はまた応援なさいますか。 |
| 楽しみにしていますよ。今度はまた力を入れて応援して勝ってもらおうと、楽しみにしています。 |
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是非、いい試合を期待したいと思います。
総理、そろそろ今日も時間ですけれども。 |
| 来月は7月、もう夏休みですね。次回は22日の土曜日になります。また、お目にかかりましょう。さようなら。 |
| ※このメッセ−ジは、全国38局のラジオで6月17日(土)に放送されたものです。 |
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