首相官邸 首相官邸 トップページ
首相官邸 官邸だより
[小泉総理の動き] [小泉総理の予定] [官房長官発表(速報)] [官邸の動き]
小泉内閣総理大臣演説等
 
小泉内閣総理大臣記者会見
平成14年1月30日

【小泉総理冒頭発言】

 今回、政府内の問題で、国会審議が紛糾して、大変ご迷惑をかけたことに対しまして、責任を感じております。この事態を一日も早く打開して、13年度第2次補正予算、また、来年度本予算の審議入りを正常化したいと思いまして、今回、田中外務大臣、そして、野上次官両氏にこの事態打開にご協力いただけないかということをお話しました。田中大臣も分かりましたということであります。野上次官も事務方の責任者としてこの混乱の責任があるとして辞意を申し出ましたので、その方向で今、手続きを進めております。また、鈴木議院運営委員長からは昨日から国会の混乱の責任をとることについては何時でもその用意があると、進退について進んでけじめをつけたいのでそのつもりで総理準備しておいてくれという申し出がありました。そういうことで、今日、辞任をしたいということでありますので、潔い身の処し方だなと思ってその辞任の申し出を受け入れました。あとは、これから国会の審議と、そして、山積する外交上の問題について外務省一体となって外交政策に邁進できるような体制を一日も早くとっていきたいと思います。

【質  疑】

【記 者】 単刀直入に伺います。後任につきましては、どういう方針であたりますか。

【小泉総理】 今、人選を進めております。まだ明らかにできません。できるだけ早い機会に後任を決めたいと思っています。

【記 者】 明日はもう国会審議が予定されておりますが、それまでに決めるということでよろしいでしょうか。

【小泉総理】 これから交渉を続けたいと思います。まだ決まっておりません。

【記 者】 今、一連の報告をされたわけなんですけれども、総理の任命責任という部分につきましてはどういうふうにお感じになってますでしょうか。

【小泉総理】 今まで田中大臣には多大な貢献をしていただきました。しかしながら事態がこうした紛糾を見まして、この事態を正常化するためには止むを得ないことではなかったかと思いまして、真に苦渋の決断ではございましたけども、この事態打開に協力をいただきまして、ご本人も分かりましたということでありますので、今までの外務大臣としてのご貢献に厚く感謝を申し上げたいと思っております。

【記 者】 田中大臣は今回に限らず、いろんな言動で問題を起こされました。国益を損ねたとは総理は思われませんか。

【小泉総理】 それは、田中大臣の個性として、それぞれの場で能力を発揮していただいたわけでありますので、私は多くの国民も田中大臣の言動に関心を持っていただき、日本の外交にも多大の関心を持っていただき、私は政治の面におきましても田中さんの稀に見る個性というものは、多くの国民を引きつけるものがあったと思います。しかし、事態がこうした外務省内の問題が政府全体の問題、引いては国会の審議全体の問題にかかってきたということは、私の責任だと感じております。その責任をとらなきゃならないと思いまして、今回のような決断をしたわけでございます。

【記 者】 政権発足9ケ月が経ちまして、田中外務大臣は発足当初から、いわばこの看板閣僚としてきたわけです。支持率の70%を超える何割かは田中さんを支持するからという有権者が多かったわけですけれども、自らの政権基盤に与える影響についてはどのように分析していらっしゃいますか。

【小泉総理】 影響はあると思いますね。そういう中で、これからの国会審議、このような経済情勢で補正予算をはじめ、本予算, 一日も早く成立させなきゃならないと、なおかつ、外交上の問題、正に山積しております。それに国益を考えますと、今までのご努力ご苦労は多としておりますが、私としてはやむを得ない選択だったと思います。この混乱の責任は私にあると思っております。