首相官邸 首相官邸 トップページ
首相官邸 官邸だより
 トップ小泉総理の演説・記者会見等
小泉総理の演説・記者会見等
 

世界情報社会サミット・アジア地域会合における内閣総理大臣挨拶

平成15年1月14日


 世界情報社会サミット・アジア地域会合の開催に当たり、皆様を心より歓迎するとともに、一言御あいさつを申し上げます。

(ITの意義)
 この10年間、インターネットや携帯電話などの新しい技術が次々と開花し、地球規模で普及しました。その結果、情報は国境を越えて瞬時に移動し、だれでも居ながらにして外国のお店で買い物ができるなど、世界中の人々の生活やビジネスが大きく変わりました。
 情報技術は、遠く離れた人を身近にし、人と人とを結びつけ、新たなビジネスを興し、異文化を融合して新たな文化を創造し、人々の生活を豊かにします。

(ITの課題)
 私たちは、人類に限りない便益をもたらす情報社会を健全に発展させる責務を負っています。プライバシー保護や情報の安全性確保など情報社会の新たな課題を解決し、サイバーテロや人権侵害から社会を守らなければなりません。
 また、国と国、地域と地域、富める者と貧しい者、男と女、若者と高齢者、これらの間で情報社会から受ける恩恵に格差があってはなりません。

(我が国の取り組み)
 わが国は、2005年までに世界最先端のIT国家となることを目指しています。「持続的な経済成長」と「安全で安心な社会の構築」に積極的に取り組み、わが国のみならず全世界の共通の利益になるような情報社会を創っていきたいと考えています。

(アジア地域会合への期待)
 アジア太平洋地域は、約3000の言語を持ち、悠久の歴史が育んだ多様な文化・文明を誇っています。情報社会は、文化の多様性の尊重とその発展を促すものでなければなりません。多様性あふれるアジア太平洋地域の情報化は、とりもなおさず世界の情報化の発展を担うものです。

 この会議では、情報社会に関する幅広い様々な問題について、アジア太平洋の参加各国政府、国際機関、民間企業、市民団体の代表が、未来を見据えた建設的な討議を行い、その成果を「宣言」として採択する予定と伺っております。今年12月には「世界情報社会サミット」が開かれます。我々、アジア太平洋地域の人々の努力が21世紀の情報社会の牽引力となることを強く期待して、私の挨拶とさせていただきます。ご清聴有難うございました。