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小泉内閣総理大臣記者会見
(イラク人道復興支援特措法に基づく対応措置に関する基本計画の変更について)
平成17年12月8日
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【小泉総理冒頭発言】
【質疑応答】
【質問】 今ほど総理の方から御説明がありましたが、改めてイラク情勢が依然として不透明な中で、自衛隊の派遣延長を決めた理由をお聞かせください。 【小泉総理】 まず、なぜ活動延長を決定したのかという主な理由ということでありますけれども、それは先ほど申し上げましたが、まず第1に、イラク人自身が自らの国をつくり上げようとして、今、懸命に努力している。安定した民主的な政権をつくるために、今まで憲法草案等、選挙も行われていましたけれども、今月15日にはイラク人の議会をつくるための選挙が行われる予定でありますけれども、今までの選挙におきましても、テロリストが選挙に行くなと、あるいは選挙妨害・混乱させるような脅迫に屈せず、イラク人自身は投票に赴き、自らの国を自らの力で立ち上げようという努力を国際社会に示してまいりました。 【質問】 今の撤退時期に関する質問と絡むんですけれども、現在のサマーワで活動している陸自について、そのほかの地域で活動を期待する声が米国内から上がっております。 【小泉総理】 そのような話は、まだ承知しておりませんが、日本としてはイラク特措法に基づいて何ができるかということを考えていきたい。 【質問】 総理、発言の中でイラク人自身の努力を支援していくということになりますと、基本的には自衛隊という部隊によらない支援の方ができれば望ましいというのが総理の考えなんでしょうか。そして、日本の得意な分野もあると思うんですが、自衛隊の活動も給水から、どちらかというと公共施設の普及なんかに重点が移ってきていますけれども、具体的に自衛隊によらない支援としてどのような分野が可能だと、今の段階でお考えでしょうか。 【小泉総理】 私は、自衛隊の活動よりもイラクの治安情勢が更に改善されれば、日本の企業の活動、あるいは民間のボランティアの活動、現在の自衛隊員の活動以上にさまざまな支援活動ができると思っております。 【質問】 イラクの治安情勢は、まだまだ不安定であると指摘されております。そうした中で、自衛隊員の皆さん、大変な御努力をされているわけですが、考えたくもないことではありますけれども、不幸にして自衛隊員の中から犠牲者が出た場合の対応は何か想定されておられますでしょうか、お考えをお聞かせください。 【小泉総理】 自衛隊員自身の身の安全について、仮に安全が保てなくなったらどうかという質問だと思いますが、そういうことにならないように、今までも安全確保の面につきましては、十分な配慮をしてまいりました。 【質問】 アメリカでは、ブッシュ大統領が、そもそもイラク戦争の開戦の根拠とした大量破壊兵器の存在や、同時多発テロとの関係に関して既に証拠がなかったという結論が出ております。 【小泉総理】 現在、28か国においてイラクの民主的な政府づくりに協力している。そして、この多国籍軍の駐留継続が国連の安全保障理事会において全会一致で採択されたという状況を見れば、ここで手を引くということはテロリストの思惑といいますか、イラクに安定した民主的な政府をつくらせないというテロリストに味方するようなものだと思います。そういうことを許してはならない。イラクをテロリストの温床にしてはならないと、そういう観点から私はこの自衛隊のイラクにおける支援活動継続、延長が必要だと判断しておりますし、この民主化に向ける努力というのは正当化されると思っております。
【質問】 イギリス、それからオーストラリアという言葉が基本計画の中に入ったんですが、この2か国の場合は、治安維持と地元の警察なり軍の教育というものが目標になっているわけですね。それと同じように、それを入れることで、今、言われているのは、両軍が撤退した場合に日本も同時に撤収するのではないかというようなことを言われているんですが、もともと目標の違う両軍を比較の対象にするということは無理があるような気がするんですが、今の総理のお話を伺っていると、日本の目的は何だったのかというところがよくわからなくなるような気がするんですが。 【小泉総理】 日本の目的は、はっきりしております。イラクに対して人道支援、復興支援をすることであります。そういう面から、イギリス軍、オーストラリア軍が現地で治安活動を行っておりますが、そういう多国籍軍とも協力していくことが日本の自衛隊諸君の人道支援、復興支援を円滑にしていくために必要だと思っております。 【質問】 これまでもたびたびお尋ねしていることでありますが、総理の任期中に現地へ行かれる予定を考えていらっしゃるのか。特に、来年1月早々、中東訪問を予定されていますが、その時期をとらえていくという考えはありますでしょうか。 【小泉総理】 これは、来年の1月の私のイスラエル、パレスチナ訪問に関連してよく聞かれますが、私は、その予定をしておりません。これは長い将来、先を見て、イラクの訪問があるかないかと言われれば、今の時点では答えることはできませんけれども、少なくとも来年1月、私がパレスチナ、イスラエル訪問する中で、その途次、イラクを訪問する予定はありません。 【質問】 今のイラクの治安についての基本認識と、あとこの2年間、いまだに民間人が入れないという状況を予期していたのかどうか。そこら辺、いかがでしょうか。 【小泉総理】 サマーワの地域においては、イラクの他の地域に比べれば比較的安定していると思っております。こういう中で、自衛隊の諸君が懸命に汗を流して努力し、そしてイラクの政府並びに住民から高い評価を下されるような活動をしておられることに対しまして、深く敬意を持っております。 |