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小泉総理の演説・記者会見等
 


第15回日・EU定期首脳協議
共同プレス・ステートメント仮訳骨子

序文

 戦略的対話の開始、ITER計画及び「幅広いアプローチ」(日欧核融合研究)の準備の進展、日・欧州原子力共同体原子力協定の署名、税関相互支援協定の実質合意、市民交流年など多くの重要な成果達成。

1.国際社会の平和と安定のために

イラン

 イラン政府の最近のウラン濃縮活動に強い遺憾の意を表明。イランに対しIAEA理事会決議及び国連安保理議長声明の完全履行要請。国際社会が外交努力を継続する重要性を再確認。

イラク

  国民議会議長の選出、現大統領の再選出及び新首脳の指名を歓迎。イラク新政府の早期発足の重要性を強調。イラクの国造りを引き続き積極的に支援。

中東和平

 これまでの諸合意、「ロードマップ」の諸原則等に基づいたイスラエル・パレスチナ紛争の交渉による解決への支持を再確認。パレスチナ人に対し人道上必要な支援を継続。アッバース大統領及びその和平への取り組みの支持を再確認。

アフガニスタン

 アフガニスタン・コンパクトの採択を歓迎。復興、開発、司法改革、治安分野(DDR/DIAGを含む)の改革における協力を継続。

東アジア・中国

 東アジアは更なる発展と多様な挑戦のための大きな機会を示す。中国の改革プロセスと開かれた政策の継続歓迎。中国が責任ある建設的グローバル・パートナーであること重要。日本はEUの対中武器禁輸措置解除に反対。日・EU間の戦略的対話強化歓迎、継続。普遍的価値を尊重する開かれた東アジア実現に向け、日・EU対話重要。

北朝鮮

 六者会合再開の重要性を強調。北朝鮮に対し核兵器・核計画の完全放棄を含む第4回六者会合共同声明の迅速な履行に協力することを要請。人権状況に関する国連総会決議の尊重を要請。EUは拉致問題解決に向けた全ての努力を強く支持。

スリランカ

 東京援助国会議の共同議長として、スリランカの平和の持続に向けた進展に対する共同支援の継続的約束を表明。

ロシア

 共通の価値観に基づくロシアとの関係強化重要。ロシアの貿易・投資環境改善の必要性を再確認、ロシアのWTO早期加盟を期待。グローバルなエネルギー安全保障におけるロシアの重要な責任に留意。

ベラルーシ・ウクライナ

 ベラルーシ大統領選挙が国際的基準を満たさなかったこと等は遺憾。ウクライナ議会選挙を歓迎。民主的プロセスへの同国の確約。この地域への支援における日・EU協力への関心表明。

西バルカン

 西バルカン地域の安定、民主主義及び持続可能な発展を一層強化するための協力の意図を再確認。

2.多国間システムの強化のために

人間の安全保障

 人間の安全保障を国際社会の共通の課題と認識。国連等において、その概念の普及と具体的な行動の促進について協力。

感染症

 鳥及び新型インフルエンザに対する草の根レベルを含む早期対応の重要性を再認識。世界エイズ・結核・マラリア対策基金を支持。

環境

 日・EU環境ハイレベル会合を歓迎、持続可能な開発のための教育の10年の重要性を確認。3R(廃棄物の発生抑制、再使用、再生利用)、違法伐採等の分野の協力。気候変動分野の2013年以降の枠組みに関し、米や中・印等を含む実効あるものを目指す。

エネルギー

 エネルギー供給の安全保障、エネルギー効率、省エネ等に関する継続的な協議に重点。

WTO・DDA

 野心的かつバランスのとれた合意を目指し交渉を強化するため緊密に協力。

対テロ協力

 国連総会今会期中の包括テロ防止条約交渉妥結が優先事項。国連テロ対策戦略具体化への貢献を強調。東南アジアにおけるテロ対策で協力。

軍縮・不拡散

 核兵器不拡散条約、包括的核実験禁止条約等の軍縮・不拡散体制の強化を再確認。生物兵器禁止条約運用検討会議での協力。

国連

 国連改革プロセス、特に主要機関の改革の履行の重要性を強調。人権理事会、平和構築委員会への積極的貢献重要。新たな国連分担率についての具体的成果に達するための作業の必要性を強調。

ASEM

 第6回ASEM首脳会合へ向け緊密に協力。

3.日・EU関係の強化のために

日・EU経済関係

 力強い日本経済を歓迎。貿易・投資拡大のための対話と協力を強化。日・EC税関相互支援協定の実質合意を歓迎。

知財問題

 知的財産に関する諸案件についての緊密な対話を継続。

科学・技術

 日・欧州原子力共同体原子力協定の署名を歓迎。科学技術協力協定締結へ向けた双方の努力。

援助政策

 日・EU間の援助政策に関する対話の継続・促進。貧困削減の戦略的手段強化のためにOECD/DAC等において緊密な協力を探求。

文化

 理解促進を目的とした異文化間対話強化の必要性を強調。

日・EU市民交流年他

 市民交流年の成果とフォローアップの重要性を確認。
 共同シンポジウム「日・EU関係の新たなヴィジョン」の成功を歓迎。

別添