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第10次イラク復興支援群等隊旗返還式における小泉内閣総理大臣訓示


隊旗返還式(朝霞駐屯地)
平成18年7月29日


 みなさん、お帰りなさい。よく頑張ってくれました。みなさんのイラクにおける支援活動、一番心配されて、激励をし、無事に日本に帰国して欲しいと祈るような気持ちで見守っていたのはご家族のみなさん方だと思います。 本当にありがとうございました。 みなさんは、あるときは、イラクにおいて、50度を超える暑さ、またあるときは氷点下、マイナスになるという厳しい状況の中で、困難な仕事を立派に果たされました。 自分たちは日本国民の善意を実行する部隊なんだという使命感と規律ある活動によって、イラク政府からもサマーワの住民からも、国民からも高い評価を受け、感謝のうちに全員が無事帰国できたということは、日本国民として、また日本国の総理大臣として、諸君の活動を誇りに思っているところであります。 本当にご苦労様でした。

 みなさん方の毎日、毎日の汗を流しての厳しい活動、そして、医療、給水、道路等の公共施設への復旧作業、多くの活動は全て、イラクの住民から大変な感謝を受けて、喜ばれております。 それは、みなさん方の毎日の自らの使命を自覚して、献身的な活動の成果の賜物でございます。 改めて、みなさんの日々の厳しい活動に心から敬意を表します。

 みなさん方は、自ら進んで自衛隊に志願した諸君ばかりであります。 なおかつ、このイラクへの復興支援活動、困難を承知して厳しい環境で活動しなければならないという苦労を承知して、進んで応募されました。 そして、選ばれた諸君であります。 だからこそ、イラク政府から、住民から、高い評価を受けて、今日も駐日イラク大使が自衛隊の諸君に感謝を申し上げたいといって、この式典に参列しておられます。 将来にわたって、イラク国民、イラク政府は、イラクが自らの力で、民主的な安定的な政府をつくるために、テロと戦いながら、一番苦しいときに、日本国民、日本国政府は、自分たちの国づくりに、支援の手を差し延べてくれたということを忘れない。 私に会うたびに、イラクの政府関係者、また駐日大使は、口にされます。我々も日本国民として、イラクの国づくりに少しでもお役に立てたということをうれしく思っております。そして、何よりも、日本の自衛隊として、他国にはない活動をしてきた。 一発の銃弾を発することもなく、一人の死者も出さずにこのような立派な任務をはたされたこと、これはすばらしいことであります。こうした活動というものは、長く、日本国民にとっても、イラクの国民にとっても、記憶に残ることと思っております。 どうかみなさん方におかれましては、これからもこの貴重な体験、成果を踏まえて、ますます研鑽を積まれ、国民とともに歩む自衛隊、国民とともにある自衛隊、そのような気概をもって、今もなお活動を継続されているクウェートにある自衛隊、そして航空自衛隊の諸君も活動を継続されています。 これらの諸君も無事、みなさんと同じように日本に帰国されることを我々も願っております。 どうか今後とも、この貴重な体験を踏まえて、ますますご研鑽されることを心から祈念申し上げまして、敬意を表するとともに、諸君のご活躍を祈念申し上げまして訓示といたします。ご苦労さまでした。お疲れ様でした。 ありがとう。