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小泉総理の演説・記者会見等
 


日・ウズベキスタン共同プレス・ステートメント
(2006年8月29日 タシケント)



 小泉純一郎日本国内閣総理大臣は、カリモフ・ウズベキスタン共和国大統領の招待により、初めてウズベキスタンを訪問した。

 両首脳は、2006年8月29日、タシケントにおいて会談を行い、二国間関係及び相互に関心を有する国際問題等につき幅広い意見交換を行った。

 双方は、2002年の首脳会談時に署名された「日本国とウズベキスタン共和国との間における友好、戦略的パートナーシップと協力に関する共同声明」に基づき、引き続き二国間関係の発展に努力することを確認した。

 双方は、「中央アジア+日本」対話が中央アジア地域の安定及び発展に寄与するとの認識で一致し、6月に東京で開催された同対話第2回外相会合において採択された「行動計画」の実施のために協力を活発化させていく意向を表明した。

 双方は、社会の民主的発展、市場経済、国民の社会保障水準の向上、並びに人権擁護の諸原則に忠実であることが政治的安定と経済的繁栄のために極めて重要であることを確認した。

 ウズベキスタン側は、日本が種々の分野で実施してきた政府開発援助がウズベキスタンの経済プロジェクト及び社会的・人道的プロジェクトの実現に大きく貢献してきたことに謝意を表明した。

 双方は、日本ウズベキスタン経済委員会及びウズベキスタン日本経済委員会の活動の枠組みにおける日本とウズベキスタン共和国との間の協力に満足の意を表明すると共に、貿易経済協力を強化していく必要があるとの認識で一致した。

 双方は、今秋日本からウズベキスタンへの派遣が予定されている複数の経済ミッションが両国経済関係発展に向けた新たな契機となることへの期待を表明した。双方は、貿易経済協力の強化のために、貿易・投資環境の一層の改善が必要であるとの認識で一致した。

 双方は、京都議定書に基づくクリーン開発メカニズムを活用した民間企業を含めた協力の発展の可能性について指摘した。

 双方は、ウズベキスタンにおけるウランの開発及び取引が両国間協力の有望な分野となり得ることを指摘し、今後この分野で両国官民の関係者の情報交換・意見交換を促進することで一致した。

 ウズベキスタン側は、ウズベキスタンの留学生を日本に派遣するための無償資金協力並びに国際交流基金による日本語教材及び日本研究図書の寄贈に対する謝意を日本側に表明する。

 双方は、地域規模及び地球規模における平和、安定及び安全保障のための両国の協力の深化が極めて重要であると強調すると共に、二国間並びに国際機関及び国際協力のメカニズムの枠組みにおいて、この分野における協力を発展させる用意があると表明した。

 双方は、アフガニスタン情勢の正常化及び同国の経済復興のための国際社会による努力を支持すると共に、国際的なプロジェクトの実施への共同参加に特別の意義を付与する。

 双方は、朝鮮半島における平和と安定の強化、及び同地域に非核地帯の地位を付与するために必要な諸措置の策定に関する努力を支持する。双方は、2006年7月15日の国連安保理決議1695の履行及び六者会合の再開が、朝鮮半島及び北東アジアにおける平和と安定の維持、北朝鮮を巡る核問題及び人道上の諸問題の平和的な手段による解決を促進することに期待を表明した。

 双方は、早期の国連安保理改革実現に向け引き続き協力する意図を表明した。その関連で、日本側は、日本の安保理常任理事国入りに対するウズベキスタンの一貫した支持に謝意を表明した。

 日本側は、核拡散防止の観点から中央アジア非核兵器地帯創設に向けられたウズベキスタンの努力を支持するとともに、核兵器国を含む全ての関係国の同意を得ることの重要性を指摘した。

 双方は、二国間関係及び国際問題を包括的に協議する外務省間実務者協議の枠組みを設置する必要性につき一致した。

 小泉純一郎日本国内閣総理大臣のウズベキスタン訪問並びに会談は、友好及び信頼の雰囲気の下で行われ、日本とウズベキスタン共和国との間の互恵的協力の一層の発展に積極的に貢献した。