資料4
その決定方式は概ね以下の3つに分類される。
(1) 基準以上入学型(Selective)
ハイスクールの卒業資格のほか、ハイスクールでの特定科目の履修と学業成績、及び適正テスト(SAT T又はACT)の成績等において、大学が定めた基準を満たした者を全員入学させるもので、多くの州立大学の入学方式がこれに含まれる。
(2) 競争型(Competitive)
入学希望者が定員を大幅に上回るため、ハイスクールの卒業資格のほか、高いレベルの学力あるいは特定の資格を有する限られた数の入学者を選抜するもので、一部の有名私立大学などで用いられている。
(3) 開放型(Open)
成績等に関係なくすべてのハイスクール卒業資格を持つ者に入学を認めるもので、短期大学(コミュニティ.カリッジ)などで行われている。
(2) 学力要件
基準以上入学型又は競争型の入学方式をとる大学では、高校での特定の科目(特に英語、数学等の主要な科目)の履修及び一定水準以上の学業成績(通常は、A、B、C、D、Fの5段階評価のうちC以上)を入学要件としている場合が多い。
(1) SAT T(Scholastic Assessment Test T)
大学入学試験委員会(CEEB)がアメリカ最大の民間テスト機関である教育テスト事業団(Educational Testing Service:ETS)に委託して実施している。
テストは言語領域と数理領域の2領域(それぞれ800点満点、合計1600点満点)であり、大学進学後の学業上の成功の可能性を評価するもので、ハイスクールの教育とは直接的な関連性を持たないとされている。なお、回答は基本的にマークシートによる多肢選択方式である。
テストは全国一斉に実施(2000年度は7回:2000年10月、11月、12月、2001年1月、3月、5月、6月)され、受験資格及び受験回数に制限はなく、年間の受験者数は200万人を超えている。
(2) ACT(American College Test)
アメリカ大学テスト事業団(American College Test Program)が実施している。
テストは英語(45分)、数学(60分)、読解(35分)、科学的推論(35分)の4領域であり、ハイスクールにおける学習の成果を測定することを目的としている。なお、回答は基本的にマークシートによる多肢選択方式である。
テストは全国一斉に実施(2000年度は6回:2000年9月、10月、12月、2001年2月、4月、6月)され、受験資格及び受験回数に制限はなく、年間の受験者数は約100万人である。
大学入学の時期は、一般的には前期(9月)入学である。
通常、志願者は11月(ハイスクール最終学年の前期)から、翌年の2月(ハイスクール最終学年の後期)までに願書を提出しなければならず、各大学では願書提出を受けて、合否判定を行い、入学年の3月又は4月に合格を通知する。これに加え、最近は多くの大学が、一部の入学枠について通常の願書提出時期よりも数か月早く願書を受け付けて、早く合格を通知する早期入学者決定制度(early admission)を実施している。
このほか、州立大学(特に基準以上入学型の入学者決定を行う大学)を中心として、願書の提出締切を6〜8月としているところもある。こうした大学では入学者決定を願書受付締切後一括して行うのではなく、受付順に入学者決定を行い、志願者に順次合否を通知する方式をとっているところが多い。
願書提出までに、各志願者はSAT T又はACTを受けなければならないが、ハイスクール最終学年の前の学年の後期(3月又は4月頃)、最終学年の前期(9月又は11月頃)に受験することが多いといわれている。