教育改革国民会議
国民の皆様からの御意見の概要
- 御意見の分類
- ○道徳・倫理
- ○教員の資質
- ○制度改革
- ○家庭
- ○英語・国際化
- ○入試改革
- ○歴史・伝統
- ○学級規模
- ○自然体験
- ○情報化
- ○その他
国民の皆様からの御意見の概要
○道徳・倫理
- 子どもを誉めるばかりではなく、叱ることが大事。
- 叱る教育より誉める教育によって子どもの個性を伸ばす。
- 学校の規則を厳格にする。いじめや援助交際を校則で取り締まる。
- ものの善悪をしっかりと小学校で教える。
- 学校に多くのものが求められ過ぎている。「生きる力」は理想論。
- 現在の教育は「個」が尊重されすぎており、「公共」の概念が育まれていない。
- 個人の尊重には他者への尊重が、自由には責任が伴うことを教える。
- 良識ある大人による体罰も必要。
- 「やさしさ」等の抽象的スローガンは無意味。正確な現実認識と寛容さを身につけさせることが必要。
- 宗教者に道徳の授業をしてもらう。
- 教育勅語の復活を含めた道徳教育の充実。
- 倫理観の醸成ばかり押しつけるのは全体主義的。
- 経済至上主義が人心を荒廃させている。
○教員の資質
- 採用及び初任時に3年程度他業種の経験を積ませる。
- 新卒採用を禁じ、社会人経験者を採用する。
- 教員資格のない人でも教員にし、メンタル面のサポート要員にする。
- 教員に対して、勉強を教えることだけが教師の仕事ではないことを教える。
- 教員を生徒や保護者が選択できるようにする。
- 大学における教員養成課程の改革が必要。
- 現場が高齢化している。若返りが必要。
- 教員に任期制を導入するとともに、給与格差をつける。
- 教員の待遇改善による魅力ある職場づくり。
- 教員が公務員である限りどのような改革もうまくいかない。
- 教員のサラリーマン化は問題。
- 若い教員が怒らない反面、行き過ぎた暴力教師がいる。
- 戦中教育を受けた人を参与として各学校に配置する。
○制度改革
- 学区制を廃止するとともに、学校の裁量を広げ、文部省及び教育委員会の権限を縮小する。
- フリースクールを公教育として認可する。
- 通信教育や家庭教師による教育等を教育制度として認める。
- 現行の義務教育制度を廃止し、民間を含めた多様な選択が可能な制度を作る。
- 国公立学校を民営化する。その際、政府による許認可及び学費負担を行い、学費は個人に対する助成とする。
- 芸術・スポーツ・技能など各々の分野における一流の高校をつくり、子どもの選択肢を拡大する。
- 教育課程全般を通して落第制度を復活させる。
- 飛び級を制度化すべき。
- 小中高においても大学と同様に単位制を導入する。
- 高校を義務教育化する。
- 義務教育を小学校6年間に短縮する。
- 就学年齢を引き下げる。
- 幼稚園を義務教育化する。
- 悪平等を是正するため学力別クラス編成等を実施する。
- ボランティア活動を徴兵制の代わりに義務化する。
- 教育委員会の意志決定過程に疑問。住民の意見や要望を取り入れうる制度が必要。
○家庭
- 戦後教育を受けた親の教育が必要。
- 満足な道徳教育を受けていない親に家庭教育を期待するのは無理。
- 良識ある親がいくら頑張っても低俗なマスコミやコマシャーリズムには勝てない。
- 躾は家庭で行うもの。学校にまかせるのはおかしい。
- 家庭で対処できない部分を学校で担う。
- 家庭に問題のある子どもは、学校で手当すべき。
- 働く女性のための少子化支援策は、家庭教育を軽視したもの。
○英語・国際化
- 英語学習は会話中心で行うべき。
- 英語教員にネイティブを採用する。
- 英語は思考が柔軟な若い時から勉強すべき。
- 英語を含む小学校1年生からの複数の語学教育。
- 日本語すら十分に習得していない小学生に英語は不要。
- 日本語によるコミュニケーション能力を磨くことが英語教育より重要。
- 英語の公用語化は疑問。日本文化を守る必要がある。
○入試改革
- 大学入試段階での理系・文系の区別を廃止すべき。
- 入るのは易しく、出るのは難しい大学へ変える。
- 大学入試は記憶中心から総合的な人物判断へ。
- 高校入試は廃止し、卒業認定を厳しくする。
- レベルの高い付属高校を設置し、無試験で大学へ行けるようにする。
○歴史・伝統
- 戦前・戦中の反動で日本の伝統文化の良い面まで否定してしまったため、大人が誇りや自信を失ってしまった。
- 日本人の伝統的な礼儀作法を国際的な場で振る舞うことができる人間を育てる。
- 日本人であることを意識できるような教育を行うべき。
- 「出る杭は打たれる」日本文化には疑問。
- 日本の戦中の業績も教えるべき。
- 愛国教育は重要。
- 愛国心を強要するような教育は不要。
○学級規模
- 先進国で1クラス30人以上なのは日本のみ。個性を尊重した教育を行う上でも学級規模について考えるべき。
- 学級そのものを廃止し、各教員が教室を持つようにする。
- 複数担任制の導入。
○自然体験
- 農業体験等を通じて思いやりを育む。
- 小中学校の教育課程に休耕田を使った農業の授業を。
- 高校生に山林や農地の整備を義務づける。
○情報化
- 各教室に最低1台のコンピュータを導入するとともに、幼稚園からカリキュラムとして組み込む。
- 現場にはコンピュータを軽視する風潮がある。正式なカリキュラムとして取り組まなければ情報化はできない。
- 情報化や国際化がもたらす影の部分も教え、バランスの良い人間を育成する。
○その他
- 記憶力に重点を置く教育は現在の社会的ニーズに合わないのではないか。
- 日本人の集団主義に疑問。個性を尊重できない原因は団体行動にあるのではないか。
- クラス単位での行動がいじめの温床になっている。
- 「戦後教育」だけでなく、戦前を含めた明治以降の教育を総点検すべき。
- 勉強する意義を教えるゆとり教育は子どもの能力を二極分化させる。土日の子どもの受け皿として新しい公共教育機関を考えるべき。
- 学校週休二日制は経済力による学力格差を生む。
- 科学技術振興のためにも、小中高で理数系の授業を増やすべき。
- 画一的な知識量が軽視されているが、物事を考える上で基礎的な知識は重要。
- 未成年者の犯罪の責任を社会に責任転嫁する風潮は子どもに誤った社会認識を与える。
- 有害図書等の青少年への販売は法律で禁止すべき。
- メディアは公共性を有している。青少年に有害な情報等を流さないようにすべき。
- 地域全体で学校のあるべき姿や運営を話し合う仕組みが必要。
- 生涯学習は有償で、何らかの目的達成のための手段として行うことが望ましい。