教育改革国民会議

教育改革国民会議の第十回会合

内閣総理大臣挨拶

平成十二年十一月十四日


 教育改革国民会議の全体会合の再開にあたり、一言ご挨拶申し上げます。
 委員の皆様方には、去る九月二十二日に中間報告をお取りまとめいただいた後、引き続き、全国四カ所で「一日教育改革国民会議」を開催するなど、種々ご尽力を賜っております。皆様方の御熱意に感謝申し上げ、改めて厚く御礼申し上げます。
 私としても、中間報告を頂いた際、中間報告を十分に踏まえながら、教育改革への準備を直ちに始めるよう、文部大臣に対して指示したところでありますが、年内に予定されている最終報告を受けて、内閣を挙げて教育改革の推進に取り組んでまいる所存です。
 さて、最近、オリンピックやパラリンピックでの日本人の活躍、ノーベル賞の受賞など、素晴らしい報に接します。こうした方々のお話を伺いますと、ここまでの過程には、いずれも厳しく、苦しい練習や研鑽の時期があったと思います。そして、そのような厳しい道を踏み越えた体験が、人間を大きく育むのだと改めて感じております。
 科学技術文明が進展する中で、日本の文化・伝統を大切にしながら、知識偏重でない、体・徳・知のバランスのとれた全人教育を推進することが益々必要になると強く感じております。
 委員の方々におかれましては、年内の最終報告に向けて、更に議論を深めていただくようお願い申し上げまして、挨拶に代えさせていただきます。