教育改革国民会議

資料3

第2回教育改革国民会議
平成12年4月14日

戦後教育の総括 その1

戦後教育の流れと改革への視点

お茶の水女子大学名誉教授
森   隆 夫

T 戦後教育改革の流れ

 1.改革の出発点
    対日教育使節団報告書(18世紀的素朴な民主主義)  教育>経済
    対独との比較(敬意と好意)                        経済>教育
    勧告=命令(間接統治)教育刷新委員会

 2.改革の流れ
  1)平等から自由へ(百人の一歩から一人の百歩へ)
     解放の自由と創造の自由
  2)画一から多様(個性)へ
     画一的多様化の危険 フォーク型 6・3制成人病
     個性(型→努力→自信)

 3.学力(基礎)と実力(応用)
  1)量から質へ
     46答申、OECD(18才、初中等教育は優)
  2)学歴無用、実力有用
  3)新学力観、生きる力=「知・徳・体」の活性化
          生活科、総合的学習、心の教育

U 教育改革は人間改革

 1.個人としての人間像(不易)と国民としての人間像
     (知・徳・体の調和的発展) (歴史・文化・文明)

 2.社会変化への適応と対応(事前・事後)
    21世紀の人間像(創造的人材、徳・体・知)

 3.社会を構成する人間の変化
  1)大人の幼児化(依存心増大、耐性低下、ヒューマンエラーの増加)
  2)子どもの劣子化  知識と知恵のアンバランス 
             倫理観の喪失
             体力低下(体位向上)

V 改革の射程距離(国民にまで)

 1.理念・理論・方法(従来の答申は空中戦、知的サーカス)
        学校週五日制、消費税

 2.改革は原点(川上)から
    教育の原点は家庭(臨教審、中教審)
    教育の根幹は一つ
    ・家庭 人生最初の教師(親)の教育
                「心の庭」づくり運動
        団地に「床の間」を

    ・学校 教師の人格的権威と制度的権威
                       (恭順)    (教壇)
        子どもの個性(人生の得意技)

    ・社会 大人の幼児化防止策
        (首相の所信、国民の信念)
        名刺に信念(人格的権威)を

    ・地方公共団体の個性
        心の東京革命
        (愛を知り、知を愛する 愛知県)