教育改革国民会議

資料6

少年による凶悪事件の概要


1.名古屋市中学生恐喝事件

○ 平成11年

6月修学旅行中、被害者が加害者から言いがかりをつけられる。
7月1日被害者の母親が「子供が50万円も使っている」と学校に相談。学校は警察に届け出るようアドバイスするとともに、母親からの相談内容を警察に伝えた。しかし本人が否定したため、捜査にいたらなかった。
以後、被害者は不登校になる。
7月9日学校は母親に児童相談所を紹介。以後、母親や被害者に対し、家庭訪問や電話での相談を繰り返す。
7月以降学校は加害者を含めた問題行動のある生徒について警察と情報交換。(その後、随時実施)

○ 平成12年

2月中旬加害者から暴行を受け入院。
2月23日学校は、母親から、被害者より自分が何回も現金を求められ、仕方なく渡しているとの事実を聞き、警察に届け出るようアドバイスした。
3月6日学校は、加害者の一人の家に電話連絡したところ、父親から自分の子どもが被害者に恐喝をしたことを聞き、本件恐喝の事実を把握するとともに、警察に上記情報を伝えた。
3月14日被害者及びその母親が警察に被害届を出す。
4月5日加害者3名が逮捕される。
4月12日さらに加害者1名が逮捕される。
4月21日さらに加害者1名が逮捕される。
4月25日4月5日に逮捕された加害者2名が再逮捕された。
4月26日新たに加害者2名(いずれも被害者の中学校時代の先輩)が逮捕される。
5月2日さらに加害者1名が逮捕される。

2.愛知県の主婦刺殺事件

○  平成12年5月1日18:20頃,愛知県豊川市の筒井弘さん方で,妻の喜代さん(65歳)が,首など約40カ所を刺されるなどして死亡し,筒井弘さん(67歳)も犯人と格闘し軽傷を負う事件が発生した。

○ 犯人は,豊川市内の私立高校3年生の男子生徒(17歳)で,翌5月2日午後8時頃,名古屋市内の交番に出頭して逮捕され,4日に殺人及び殺人未遂容疑で,名古屋地検豊橋支部に送検された。

○ 報道によれば,この生徒は,犯行当日の朝,カマや着替えなどを学校近くの竹やぶに隠して登校し,犯行後,服を着替えて逃走した。また,筒井さんとの面識はなかったとしている。

○ 学校によれば,この生徒は,成績優秀で部活動への取組も活発,非行などの問題もなかったとしている。

3.西鉄高速バス乗っ取り事件

○ 平成12年5月3日13時35分頃,包丁を持った17歳の少年が,佐賀発福岡行きの西鉄高速バスを乗っ取る事件が発生した。車内で乗客数人が切りつけられ,このうち,首を深く刺された女性1名(68歳)が死亡した。

○ 少年は,佐賀県久保田町立思斉(しせい)小学校1年の女児(6歳)に刃物を突きつけるなど乗客を人質にとっていたが,約15時間半後の4日午前5時頃,警官隊が突入して犯人を逮捕し,人質を救出した。

○ 犯人は17歳の無職少年で,佐賀県内の精神科の病院に入院しており,3日は一時帰宅していた。

○ 犯人は,人質による強要行為等の処罰に関する法律違反などの容疑で逮捕されており,現在,警察において取り調べ中である。

○ なお、犯人は、平成10年3月に佐賀市内の中学校を卒業し、同年4月に県立高校に入学したが、その後、長期欠席となり、平成11年5月に退学している。