教育改革国民会議

教育改革国民会議の第九回会合
平成十二年九月二十二日

江崎玲於奈座長挨拶




 教育改革国民会議の中間報告の提出にあたり、一言ご挨拶申し上げます。まずは、三月二十七日の第一回会合以来の各委員のご努力に対しまして、深く感謝申し上げます。

 今回の審議に当たり、私たちは、何らの固定観念や制約にとらわれることなく、フレキシブルに日本の教育について考えることを心がけました。その上で、骨太でわかりやすい報告を目指し、具体的で建設的な提案を行うよう努力してまいりました。このため、中間報告には、委員から出された提言のすべてを盛り込んではおりませんが、今後更に議論を重ねてまいりたいと存じます。

 教育には非常に多面性があり、様々な意見があります。私は、こうした多様性を認めることが教育であると考えております。今回の中間報告を一つの叩き台と考えて、国民的な議論を行うことが重要であると思います。

 日本の教育に困難な問題があることは事実です。しかし、私には非常に希望があります。日本の教育に改革すべき点が多いということは、それだけ日本に希望があるということだからです。個人の能力を最大限に発揮できる教育を作れば、必ず日本は繁栄し、世界に貢献できると確信しております。私たちは、日本の教育に大きな希望を抱きつつ、国民の皆様の意見にも耳を傾けながら、最終報告に向けて更に議論を進めてまいりたいと存じます。委員各位の一層のご協力をお願い申し上げます。