小泉内閣メールマガジン 第125号 ========================== 2004/01/22 ★☆ おんらいん読者感想 ☆★ ※メールマガジンの登録者が対象です(1月25日まで) -------------------------------------------------------------------- □ 目次 [らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ] ● 通常国会の開会にあたって [大臣のほんねとーく] ● 平成16年度予算案のポイントについて(財務大臣 谷垣禎一) [特別寄稿] ● 第2幕を迎えた小泉構造改革〜「官邸経済政策コンファレンス」からの 報告(経済財政政策担当大臣 竹中平蔵) [小泉内閣の動き] ● 第159回国会における小泉総理の施政方針演説(04/01/19) ● 「構造改革と経済財政の中期展望−2003年度改定」の答申 (04/01/16) ● 「世界青年の船」参加者の小泉総理表敬(04/01/15) ● 官邸経済政策コンファレンスの記録(ビデオ)(04/01/14) [キーワード解説] ● 日本のイラク人道復興支援(日本とイラクとの関係) ==================================================================== [らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
● 通常国会の開会にあたって 小泉純一郎です。 「義を為すは、毀(そしり)を避け誉(ほまれ)に就くに非(あら)ず。」 これは、古代中国の思想家墨子の言葉です。私たちが世のためになること をするのは、人から悪口を言われることを恐れたり、誉められるためではな くて、人間として当然のことをなす、という意味です。 イラクへの自衛隊派遣について、賛成の方、反対の方、現在、国論は二分 されています。ちょうど、鎖国か開国か、日本の進むべき途をめぐって議論 を戦わせた幕末の状況に似ていると思います。 あの時、尊皇攘夷をとなえて、幕府を倒した人々は、政権についた後、先 頭に立って開国を進めました。 いま、日本と世界の平和と安定を実現するために、日本は一国平和主義で いくのか、それとも国際協調によるべきなのか、これが問われているのだと 思います。 日本は物的な貢献はするけれども、人的な貢献は危険をともなう可能性が あるので他の国に任せる、こういうことで果たして国際社会の一員として、 信頼ある国家との評価を受けることができるでしょうか。 イラク復興支援のために、広く国民の理解と協力を得ながら、日本が資金 協力と自衛隊や復興支援職員による人的貢献を車の両輪として進めていくこ とが必要だと思います。 イラクにおいて困難な任務に当たる自衛隊の諸君に心から敬意を表します。 広く国民の皆さんのご理解とご協力を得る努力を続けるとともに、安全に 十分に配慮しつつ、医療、給水、学校の復旧など、イラクの人々から評価さ れる支援活動を本格化させていきたいと思います。 この国会では、来年度の予算案に加えて、道路四公団の民営化、「三位一 体の改革」、そして年金改革の法案を提出します。いずれも改革を具体化す るために必要なものばかりです。国会での審議を経て、予算と法律案を一日 も早く成立させて、改革をスピードアップしていきたいと思います。 今週の火曜日(20日)で、総理大臣に就任して千日になりました。千日 回峰行(せんにちかいほうぎょう)という比叡山の厳しい荒行がありますが、 私もそのような修行僧の心境に思いを致しながら、批判に負けずに総理大臣 の職務を全うすることができるようがんばっていきたいと思います。 -------------------------------------------------------------------- [大臣のほんねとーく]
● 平成16年度予算案のポイントについて(財務大臣 谷垣禎一) 1月19日、平成16年度予算案を国会に提出いたしました。わが国の台 所事情は、平成16年度末の公債残高が483兆円程度に達する見込みであ るなど、大変厳しい状況になっております。一方で、国民の皆様にとって真 に必要な施策にはきちんと予算を配分していかなければなりません。平成1 6年度予算案は、そうした難しい現状の中で一生懸命知恵を絞って作り上げ たものです。 具体的に4つの視点からご紹介しましょう。 まず、「構造改革の視点」です。これは、国と地方の改革、年金制度改革 などの重要な課題に着実に取り組んだという点です。 次に、「効率化の視点」です。予算が実際に必要な効果をあげているかを 検証する予算執行調査や、事務・事業の見直しに着手する特別会計の見直し に取り組んだところです。 そして、「活力・安心に向けたメリハリの視点」です。例えば科学技術や 治安対策など、活力ある社会・経済や国民の皆様の安心の確保に資する分野 に重点的に予算を配分したほか、各分野においても施策の絞り込みを行いま した。 最後に、「国債発行額抑制の視点」です。平成16年度予算案においては、 上記のような取組を通じて国債発行額を極力抑制したところです。 このように、平成16年度予算案は、国民の皆様からお預かりした大切な お金が、最大限有効に使われるように練り上げられたものとなっています。 私はよく、今の日本経済は、雛が卵の殻を中からコツコツ一生懸命叩いて いる状態に似ているのではないかと思います。これは、民間の経済が内側か ら必死に過去の成功体験という厚い殻を破ろうと叩いている、ということの 喩えです。そのような今こそ、政府は外側からその殻を叩き、新たな胎動を 大きなうねりに繋げていくことが必要なのだと思います。平成16年度予算 が、そのための重要な一歩となることを願ってやみません。 ※ 財務省ホームページ(平成16年度予算のポイント) http://www.mof.go.jp/seifuan16/yosan001.pdf -------------------------------------------------------------------- [特別寄稿]
● 第2幕を迎えた小泉構造改革〜「官邸経済政策コンファレンス」からの 報告(経済財政政策担当大臣 竹中平蔵) 1月14日に総理官邸で「官邸経済政策コンファレンス 日本経済のルネ ッサンス〜経済再生と更なる挑戦」が開催されました。アメリカではホワイ トハウスでこのような会議を開くことがあります。日本では、新しい官邸と なって以来、初めての試みとなりました。 会議冒頭、小泉総理は当初の予定を大幅に超えて20分ものご挨拶をされ ました。出席者一同、私を含めて改めて総理の構造改革への強い意気込みを 感じました。同時に、この総理のもとで、改革を一層進めなければという気 持ちがこみ上げてきました。 討議では、「構造改革全般については良い方向に向かっている。景気が上 向き始めている今が一層の改革のチャンスである。」と多くの方が述べられ ました。この認識は、まさに出席者全体の総意といえ、私も大変勇気付けら れました。 また、出席者から、「改革にはその必要性や問題の重要性について、国民 の皆さんにきちんとわかっていただくことが重要である。そのためには、政 策そのものをもう少し分かりやすいものにして、国民ひとりひとりに改革へ の参加意識を持ってもらうと同時に、達成感も味わってもらう必要がある。」 との鋭い指摘も出されました。私も全く同感で、改革の広報のみならず、そ の評価などもこれまで以上にしっかりとやっていきたいと思います。 さらには、「改革の推進にはリーダーシップが必要だ。改革のスピードを もっと早めるべき。」との声もあがり、改革を進めれば進めるほど更なる改 革が求められるという「改革の宿命」といったものを改めて感じさせられま した。 現在、改革の芽が様々な分野で出始めています。それを大きな木にするた めに、この会議で多くの方々から得られた貴重なご意見、期待をばねに、さ らに努力をしていきたいと思います。 なお、今回の会議は、インターネット中継され、当日は多数のアクセスが ありました。引き続き内閣府経済社会総合研究所のホームページで現在も配 信されておりますので、是非ご覧いただきたいと思います。 ※ 内閣府経済社会総合研究所ホームページ(官邸経済政策コンファレンス) http://web-cache.stream.ne.jp/web05/kanteikaigi/index_d.html -------------------------------------------------------------------- [小泉内閣の動き] ● 第159回国会における小泉総理の施政方針演説(04/01/19) http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2004/01/19sisei.html 構造改革の推進、イラク人道復興支援、国民の安全と安心の確保、北朝鮮 問題の包括的な解決など、今後の国政に当たっての決意を表明 ● 「構造改革と経済財政の中期展望−2003年度改定」の答申 (04/01/16) http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2004/01/16keizai.html 我が国経済に明るい兆しありとの認識を示し、一層構造改革を加速・拡大 して民間需要主導の持続的な経済成長の実現を目指すとしたことなどを答申 ● 「世界青年の船」参加者の小泉総理表敬(04/01/15) http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2004/01/15hune.html 「青年の船」に参加する日本及び世界12カ国の青年が小泉総理を表敬 ● 官邸経済政策コンファレンスの記録(ビデオ)(04/01/14) http://www.kantei.go.jp/jp/koizumivideo/2004/01/14keizai.html 内外の有識者が構造改革の課題や方向性を討議する模様をビデオで紹介 -------------------------------------------------------------------- [キーワード解説] ● 日本のイラク人道復興支援(日本とイラクとの関係) 今週は、日本とイラクとの関係についてお伝えします。 古くはメソポタミア文明が栄えた地であるイラクは、北はトルコ、東はイ ラン、西はシリア、ヨルダン、南はサウジアラビア、クウェートと国境を接 しています。 日本との外交関係は、1939年、バグダッドに日本の公使館が設置され たことに始まります。古代遺跡の発掘やイラクの文化財保護といった文化面 での関係に加え、両国には経済面での深い関係があります。 両国間の貿易は、アラブ諸国とイスラエルによる中東戦争ののち本格化し ます。石油の価格高騰やトイレットペーパーの買い占めなどで国内が騒然と なった73年の第一次石油危機後、日本はイラクからの石油輸入量を増やし、 74年の236万キロリットルから、80年には1979万キロリットルと 総輸入量の7.8%を占めるまでに伸びました。 一方、石油収入を基に工業化を進めていたイラクは、日本からの重電機器 をはじめとするプラント関連機器や輸送機械などのインフラ整備に関わる輸 入を増やし、75年には、日本はイラクにとって最大の輸入相手国となりま した。 両国は、日本がイラクに対し積極的な経済協力を行うこと、そして、イラ クが原油、LPガス、石油製品を日本に供給することを内容とする経済技術 協力協定を74年に結んでいます。日本政府は75年度から90年度の間に 政府開発援助(ODA)による病院の整備、化学肥料工場や発電所の建設な どのための資金協力等を行い、日本企業もイラク国内の道路、病院、発電所 などのインフラ整備事業に積極的に乗り出しました。 しかし、フセイン政権発足の翌年に始まったイラン・イラク戦争(80〜 88年)の影響で、日本からイラクへの輸出は減少し、経済関係は停滞しま す。 90年にイラク軍がクウェートに侵攻すると、国連はイラクに経済制裁を 課し、以降、日本とイラクとの貿易は原則として停止しました。また、日本 は国連の経済制裁措置の一環として二国間援助を凍結し、在イラク日本大使 館は昨年5月に再開されるまで閉鎖していました。ただし、この間にも、日 本は人道支援の分野で国連児童基金や世界食糧計画等の国際機関を通じた緊 急援助を実施してきています。 次回からは、フセイン政権が崩壊して、国民、国土の復興を進めるイラク に対し、日本が具体的にどのような人道復興支援をしていくのかについてお 伝えします。 -------------------------------------------------------------------- [編集後記] 「第3回オンラインアンケート」へのご協力ありがとうございました。実 に1万5千件を超える回答をいただきました。皆さんからの建設的なご意見 を誌面に反映させて、よりよいメルマガに成長していきたいと思います。ア ンケート結果は後日メルマガでご紹介します。 拉致問題について様々な動きが報道されています。先週北朝鮮を訪問した アメリカの議会スタッフから話を聞きました。北朝鮮側は、一旦5人の被害 者が平壌を訪問して家族と面会し、彼らの意思で日本に帰国したいというの であれば帰国することは自由、との話をしていたそうです。政府間ルートで は正式な話はありませんし、不確実な話は受け入れられません。被害者の方 々や家族会も、「論評に値しない」「政府間の正式ルートで交渉してほしい」 とのご意向です。北朝鮮側の態度に変化の兆しは見られますが、被害者の方 々やご家族の意向に沿って、北朝鮮に残されたご家族の早期帰国と拉致問題 の全面解決に向け、引き続き粘り強く交渉してまいります。(博)
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